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【曖昧なボディイメージは体を硬くする】529

2022年2月8日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

体型の様に目で確認することが難しい、あなたの脳が持つ

「あなたの体のボディイメージ」のお話。

 

ボディイメージの一つに、『体の輪郭』をどの様に認識しているか?というものがあります。

僕たちの体の最も外側にあるのは、表面を覆っている皮膚ですよね。

 

この皮膚は、謂わば『人体の内と外の境界線』となります。

 

ちょっと想像し辛いかも知れませんが、そんな境界線を限りなく正確に認識している方と、認識が”ぼんやり”している方とがいらっしゃいます。

 

そんな違いは、やはり運動した時の動きの巧みさと密に関わってきますね。

いわゆる運動音痴にあたる方は、こんな境界線・輪郭がうまく認識できていないというケースってとても多いのです。

 

ここまでの話ではそんなに困ることはないのですが、実はそんな”ボディイメージの乏しさ”は体をギュッと硬くする原因となっていることも

 

境界線が曖昧だから、体を操作しようにも形が分からずに動かすことが困難。

であれば、筋肉に力を入れて硬くすることで輪郭を掴んでみよう!(確かめてみよう!)と、意識とは関係無しに筋肉を硬く緊張させていきます。

 

もちろん体は硬くなりますし、こんなのが腰痛などの一因となっていた、なんてケースにもたくさん出会ってきました。

 

ボディイメージの欠乏は、慢性痛をも生み出す。

そして慢性的に体を緊張させているということは、自律神経系や脳の機能も緊張する方向に傾倒していきます。

 

結果として外からの刺激に対する防御力が低下しまして、ストレス耐性の低下につながっているとも言われておりまして。

 

色々と不都合が多い、知られざるボディイメージの世界。

明日ももう少し深掘りしていきましょう。