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【隠れ脂肪肝に要注意】549

2022年2月28日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は過去の埋もれ記事からシェアです。

“未病”の原因の代表格的なものの一つが、肝臓脂肪の蓄積です。

 

健康診断で指摘されるほど病的な状態ではなくても、肝臓への脂肪の蓄積は色々と不調を招くと言われています。

今ある調子の悪さの改善にも、将来のご自身の体を気遣う意味でも。

少しの間、肝臓に思いを馳せてみましょう。

 

ここから

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今日はとっても怖い脂肪肝について触れてみましょう。

 

脂肪肝とは、文字通り肝臓に余分な脂肪が蓄えられてしまった状態のことです。

脂肪肝はその原因によって

・アルコール性脂肪肝

・非アルコール性脂肪肝

に分類されまして、肝臓に良くないとされるお酒を飲まない方にも発症します。

 

 

食習慣や運動不足・体重増加が原因とされていますが、肥満でない方にも発生している可能性があります。

 

<隠れ脂肪肝の可能性チェック>

※あくまでもご参考に。数値が異常な場合はお医者さんと相談したり、生活習慣を見直していただけると良いと思います。

 

健康診断の血液検査の結果を見て、

・AST(GOT)
・ALT(GPT)

の数値をチェックしてみてください。

異常値でなくても、

ALT(GPT)> AST(GOT)

という風に、ALTがASTよりも高い場合は軽度な脂肪肝に陥っている可能性があると言われています。

※数値が40以下の場合、再検査などの指示は出ません。ご自身で数値を確認する必要があります。

 

ALT40という数値もかなり甘めな基準の様で、健康な男性ならALT30以下、女性の場合なら20以下が適正値とのこと。

この数値を超えている場合も、軽度の脂肪肝になっていると考えられます。

 

 

 

脂肪肝、経過が悪いと

『肝炎→肝硬変→肝細胞癌』

最悪の場合死に至ります。

 

といった具合の話って耳が痛いし、ちょっと自分ごとじゃない感じがしますよね。

一方で、肝臓内で肥大化した脂肪組織は慢性的な炎症を起こします。

※現象としては確認されていますが、詳しい作用機序はまだ解明されていない様です。

 

そんな肝臓由来の慢性炎症が、

・なんとなく調子が悪い
・寝ても疲れがとれない
・気力が湧いてこない

みたいな不調の原因となっている可能性も。

 

だらだらと長くなってしまいましたので、今日はこの辺で。

 

健康診断の結果で見られる数値って明らかな病気の疑いがあるかどうかを示してくれますが、

オールA=健康体

とは言えない部分もあります。

 

気になった方は、チェックしてみてはいかがでしょう。