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【甘い物がやめられないの何でだろ?】619

2022年5月9日

静岡市葵区・駿河区・清水区、大人女性のボディメイク

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日はバタバタと遅くなっちゃいましたが、再び栄養のお話を。

近頃は筋肉・骨格に関するご相談と併せて、食事・栄養面でのご相談を頂くことが増えているので、僕の脳内も若干の栄養ブームです。。

 

さて、なるべく避けようと思っていてもなかなか止められない『甘いもの』への渇望感

特にダイエット中なんて、そんな欲求との戦いになりがちな方も少なく無いのでは?

 

 

分かっちゃいるのにやめられない。

そこには、体内で起こっている様々なトラブルと密接な関係があります。

 

・腸内環境悪化
・消化吸収能力の低下
・低たんぱく質
・鉄欠乏
・低血糖
・ビタミン、ミネラル不足

『なんとなく体調が優れない』という慢性不調を生み出す、こんなトラブルや栄養不足。

 

これら全てに関わるのが、全身の細胞ひとつひとつに存在する『ミトコンドリア』というエネルギー産生器官です。

 

 

糖質・タンパク質・脂質、これらエネルギーを含む栄養素が体内に吸収されると、直接エネルギーとして使用されるわけではありません。

筋肉が収縮したり、各細胞が持つ役割を遂行するためには、細胞内のミトコンドリアで『ATP』と呼ばれるエネルギー分子を生み出して活用する必要があります

(こんな生化学という分野は一般の方への解説がとても難しいので、このあたりにしておきます。。)

 

このATPを生み出す為には、鉄やマグネシウムといったミネラルとビタミンB群が必須。

そして体内に溜まった脂質からエネルギーを取り出す為には、タンパク質を含む動物性食品に多く含まれる『カルニチン』というアミノ酸の一種が必要不可欠です。

 

ということは、

・そもそも食事に偏りがあると、ATP産生に必要な栄養素が細胞まで充足しない

・タンパク質の消化吸収能力が低下するとカルニチンも不足、脂肪をエネルギーとして活用しにくい体質に
(原料が不足するので、鉄を体内で輸送するタンパクも十分に作られない。)

・腸内環境が悪化すると悪玉菌の影響で鉄不足が発生、善玉菌のビタミンB群生成能力も低下

・腸内で慢性炎症が発生していると副腎の機能が低下して、血糖の維持能力が低下
(以前そんな記事を書いた気もしますが、またシェアしましょう)

 

こんなことが体内で起こっているわけなので、食事を摂っていても細胞レベルで”エネルギー枯渇状態”に陥っていきます。

 

そこで僕たちの体がどんな戦略を取ろうとするかというと、比較的エネルギーとして活用しやすい『糖』をより多く求めるというわけです。

 

空腹時に血糖が維持できないので、甘いものを。

食べれば血糖値は上がるけれども、これもまたミトコンドリアで十分にエネルギーとして活用し切れないので、さらに甘いものを。。

 

甘いものがやめられない。

そんなあなたの体内では、『糖代謝依存』を作り出す環境が整ってしまっているのかも。

 

摂食行動とは本能的なものですが、甘味への渇望感はあなたの細胞からの悲鳴かも知れませんよ。

 

今日はうっかりヘビーなトピックを取り上げてしまいまして、、ご理解いただけたかな?

やっぱり伝えるって難しい。永遠の課題です。。

 

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