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【貧血と鉄欠乏って、ちょいと違います】658

2022年6月17日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

しばらくの間感覚のお話が続きましたので、今日は久しぶりに栄養のお話を。

 

女性に特に多いトラブルの一つが貧血の諸症状です。

・疲れやすい
・息切れ
・動悸
・頭痛
・めまい
・たちくらみ
・冷え性
・爪が割れやすい
・髪がパサつく
・イライラしやすい
・氷が食べたくなる
・糖質欲求(甘い物がほしい)
・傷の治りが遅い

などなど

 

様々な不調を招く原因となる貧血や鉄欠乏。

そんな大切なテーマですので、少し理解を深めてみましょう。

 

実は『貧血』『鉄欠乏』は少し体内での様子が異なります。

 

【貧血】

血が赤い理由となる”ヘモグロビン”の値(血色素量)が低い状態。

赤血球に蓄えられた鉄の量が不足しまして、酸素を運ぶ能力が低くなります。

※ヘモグロビン値が基準値内に入っていれば、症状があっても”正常”とされてしまいます。

 

【鉄欠乏】

“フェリチン”と呼ばれる鉄と結合するタンパク質が全身に分布していまして、

僕たちの体はここでも鉄を保管しています。

赤血球の中の鉄が不足すると、フェリチンに蓄えられている鉄を使って補充する仕組みに。

ヘモグロビン値が正常でも、このフェリチン値が低下していると貧血の様な症状に見舞われます。

※ヘモグロビン値が正常でもフェリチンが低値であることがあり、これを隠れ貧血なんて呼んだりもします。

 

健康診断で行う血液検査では計測してくれない数値ですので、内科や血液内科でドクターに相談されると良いかも知れません。

 

他にも赤血球の大きさや細胞膜の弱さに由来する

・巨赤芽球性貧血
・小球性貧血
・溶血性貧血

なんてものもありますが、こちらは単純な鉄不足だけが原因では無いケースが多々あり厄介です。

 

病的では無いけれど、ジリジリと不調が続く厄介な貧血症状。。

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