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【曖昧になる”自己の境界線”】694
2022年7月23日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
過去の投稿掘り返し週間最終日です。
今日は『感覚』を獲得する為のエクササイズ色々。
動画にある様な『今何点触られてますか〜?』当てゲームって結構セッション中に行いますが、こういった感受性は人によってかなり差が出るところです。
手に限らず背中やももの裏、肩甲骨の辺りでもチャレンジ。
感覚が鈍いところは、筋力の調節も上手くできない傾向が観察されます。
※こんな訓練の後、急に動きがスムーズになったり脱力が上手になったりする事もしばしば。
脳は自身の体を理解しているから、適切に操作できるというもの。
ご年齢とともに失いゆく感覚を呼び覚ましましょー!
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今日はパーソナルトレーニングの一幕を撮らせて頂いたので、こちらでもご紹介してみましょう。
僕たちは当たり前の様に『自分』というものを認識していますし、併せて『自分以外』がどこから始まっているか分かりますよね。
そんな『自己と空間の境界線』は、生まれ持ったものではなく発達の中で獲得していくと言われています。
(赤ちゃんは両親に抱っこされたり、寝返りをうったり、手足を動かしたりという中で徐々に獲得していきます。)
そんな”境界線”ですが、実は一度獲得したら一生維持されるかと言えばそうではありません。
運動量も少ないし”感覚不足”と言われる現代人の生活様式では、一度獲得された『境界線の明瞭さ』も徐々に曖昧なものへと変化していくと言われています。
それだけでなく、発達の過程で十分なレベルまで獲得できなかったケースもある様です。
普通に暮らしてはいけるけど、運動が苦手・無意識な体の力みが強い・慢性痛に悩んでいる。
そんな時疑ってみたいのは、この境界線についてです。
復活のファーストステップは、映像にある様に触れられた時の感覚が適切かどうか?をチェック。
・触覚
・圧覚
・温冷覚
・痛覚
全身ではなくとも、部分的にかなり怪しくなっているケースも少なくありません。
特に”目で見ることのない場所”は結構鈍化していて、色々な不調を引き起こしていることも。
動画の最後にある、肩甲骨のあたりをパートナーに触ってもらって何箇所触られているか当てるエクササイズなんかはおすすめです。
子供の頃遊びながら行っていた、『背中文字当てゲーム』なんてとっても良さそうですね。
現代の子供たちって、そんな遊びやるのかな?
我が家の子供たちにはそんな様子はありませんが。。
大人が行いたい運動や感覚のトレーニングって、昔から親しまれている子供の”体を使った遊び”に良い発想が隠されている気がします。