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【日本人は海藻の消化が得意】701
2022年7月30日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日はオフでしたので、子供たちのリクエストに応えましてまたまた海へ。
久々に仕事外でSUPに乗りましたが、こんなプライベートタイムも良いものですね。
それにしても夏真っ盛り。UV対策をしてもどんどん黒くなります。。
実はパドルスポーツのハイシーズンは秋だったり。
海中の季節は陸上と比べて1〜2ヶ月ほど遅れると言われています。
水温は高く、人は少ない静かな秋の海が待ち遠しい今日この頃です。
さて、今日はそんな海と日本人にまつわるお話を。
島国で暮らしてきた日本人と海の幸の関係については、とても興味深いものがあります。
ごく最近(2010年に発表の論文)のことですが、日本人の腸内環境について独特な特徴があることが分かりました。
わかめや海苔、ひじきやもずく。
僕たちの食卓に馴染み深い海藻類ですが、こちらは皆さんもご存知の通り食物繊維を多く含んでいます。
草食動物と違って、人類は食物繊維を消化・吸収してエネルギー源とすることができないと言われています。
ではなぜ繊維質(特に水溶性食物繊維)を積極的に摂取する様推奨されるのでしょうか。
それは僕たちの大事な腸内細菌たちが水溶性食物繊維を消化吸収してエネルギーとすることで、元気にはたらくことができるからです。
水溶性食物繊維にも実は色々と種類があるのですが、海藻類に含まれる繊維質って人類が保有する腸内細菌には消化が難しいと言われています。
しかしながら、日本人をはじめとする海産物を生食する文化を持つ民族は少々特別。
海藻を消化する酵素を持った腸内細菌を保有する人が多いということが分かってきました。
というわけで、積極的に摂りたい海藻類。
同じ人類でも、文化・食性によってこんな違いがあったりもします。
海洋民族日本人。
海に触れ、海の幸を食す。
そんなライフスタイルが、僕個人的にはマッチしている気がします。
海に出た後は、とっても体調が良いのです。