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【とっても大切なコレステロールの役割】727

2022年8月25日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日はバタバタとこの時間。。

遅くなっちゃいましたので、過去の重要投稿から。

 

ここから

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今日は再び栄養や生理学のお話を。

さて、何かと厄介者扱いされがちな『コレステロール』、特にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)なのですが。。

“悪”というネーミングが良くないのですよね。

多すぎるのは問題ですが、適量存在していないと様々な不具合が起こる原因となります。

 

※ちなみにコレステロールの大半は肝臓で作られるものであり、よほど逸脱した食習慣で無ければ『食事で摂っているコレステロール』はそれほど気にする必要が無いと言われています。たまごも素晴らしい食材です。

 

【コレステロールの役割】—-

・全身の細胞の材料

・各種ホルモンの原料
(特に副腎皮質ホルモンと性ホルモン)

・胆汁(消化液)の主原料

・ビタミンDの原料
→日光を浴びると体内で合成されます

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という具合に、体を構成したり機能を維持するために極めて大切な役割を持っています。

 

そんな脂質の一種であるコレステロールですが、悪玉と善玉で担っている役割が異なります。

 

・LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
→全身の細胞にコレステロールを届けるための、”輸送型”コレステロール

・HDLコレステロール(善玉コレステロール)
→細胞で使われなかったコレステロールを肝臓に戻す、”回収型”コレステロール

 

というわけで、悪玉が少ないと細胞でコレステロールの役割を果たすことができない。

悪玉が多すぎるときは、不具合があってコレステロールを作り過ぎていたり、ホルモン分泌に問題があってコレステロールを適正量使えていなかったり。

 

善玉が少なすぎるときは、大抵の場合セットで悪玉も少なく『低栄養状態』に陥っていたり。

悪玉が少ないのに善玉が多くなりすぎている時は、『低栄養でかつ、細胞膜が壊れまくっている』という要注意な状況が推察できます。

※慢性不調は悪化の一途をたどることでしょう。。

 

脂質の話題って少し複雑で分かりにくいのですが、僕たちの健康やエイジングケア的な観点からも見逃せないテーマであったりします。

 

今日は一旦このぐらいにして、暫くの間コレステロールをはじめとする脂質について深めてみましょう。