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【タンパク質不足でも浮腫みます】782

2022年10月19日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

昨日はタンパク質について触れてみましたので、関連投稿を再シェアしてみましょう。

タンパク質の消化能力、またはタンパク質の摂取量が低下しているのでは?

そんな傾向が認められる方には、胃酸をサポートするものを飲んでいただいたり、日々の食事を見直していただきます。

 

結果としてタンパク質が充足し、むくみが解消したという改善事例を僕も何度か経験しています。

 

むくみや筋肉の痙攣が頻発する場合、栄養面で真っ先に疑うのはマグネシウムの充足度です。

もうひとつのオプションとして、タンパク質も疑ってみたいですね。

 

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トレーナー業をしていると結構多い、『体が浮腫みがちで…』というご相談。

まず疑うのはナトリウム(塩分)の摂りすぎや、ナトリウムの排出を促すマグネシウムやカリウムといったミネラルの不足。

脚ばかりがむくむ場合には、鼠蹊部(そけいぶ)周辺の筋肉のコンディション。

 

それでもイマイチな場合は、『膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)』による浮腫みも疑ってみたいところ。

 

なかなかお目にかからない単語だと思いますが、こちらは血液検査のデータで見かける『アルブミン』の存在が関わっています。

 

アルブミンは肝臓で合成される”輸送タンパク質”で、鉄・ビタミンA・カルシウムといった微量栄養素を血液中で輸送する働きを持ちます。

(不足すると、食事やサプリメントの効果が発揮できません)

また、体脂肪をエネルギーとして活用するためには”脂肪酸”という形で血液中を移動させる必要があります。

アルブミンにはこの脂肪酸の輸送機能がありますので、不足すると体脂肪をエネルギーとして活用することが難しくなりますね。

 

そんなアルブミンはタンパク質からできていますので、不足する原因のひとつはやはりタンパク質不足。

食べている量だけでなく、消化吸収が正常に行われているか?という点もポイントです。

(やはり胃酸や膵液の分泌が大切!)

 

アルブミンが不足することで、血液中の浸透圧が低下。

(このアルブミン由来の浸透圧を「膠質浸透圧」と呼びます)

 

結果として血液中の水分を保てなくなりまして、血管外の細胞の方へと引き込まれることに。

そんなメカニズムで、全身の浮腫みへとつながっている可能性もあります。

 

やっぱり色々と不都合の多いタンパク質不足。

ご年齢とともに消化する能力も低下していきますので、タンパク質の多い食品を意識的に摂るだけでなく、消化機能にも目を向けていきたいところです。

 

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【堀のパーソナルトレーニング】
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