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【貧血・鉄欠乏にはビタミンB6も】797
2022年11月3日
静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
本日はオフにつき、過去の投稿から。
また明日から通常投稿を再開できればと思います。
さて、今日は昨日の肝機能にも関わるビタミンB6について。
パーソナルトレーニングや栄養コンサルティングでは、貧血や鉄欠乏の症状をお持ちの方がとても多い印象です。
そんな時に注目する一つの指標が、肝機能の数値として計測されているALTという項目。
こちらは肝臓の細胞内に含まれる酵素の一種ですが、貧血・鉄欠乏と併せてALTがとても低い数値となっているパターンはとても多いです。
そんな時にはビタミンB6の不足やタンパク質の不足(消化吸収能力の低下)。
結果として肝機能の低下も起こりますので、血糖を維持する能力も低下。
→慢性疲労症状や、ダイエットがうまくいかないといった問題にも
そしてビタミンB6は赤血球を作り出す際に重要な栄養素のひとつですので、貧血・鉄欠乏症状とも密接に関わっています。
充足のためには食品からも摂りたいのですが、本来であれば腸内の善玉菌によってもビタミンB6は作られています。
やはり貧血が疑われる際には、慢性炎症の収束や腸内環境の改善が極めて大切に。。
全身の細胞の数よりも遥かに多いと言われる腸内細菌。
もはや僕たちの体を構成する一部と捉えて、仲良くしていきたところです。。
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慢性疲労・ボディライン・体の痛みの問題。どれをとっても、栄養は切り離して考えられない超重要課題です。
(運動が必須なのはもちろんですが)
栄養療法と運動療法の両輪で取り組む体づくりがやはり近道だと思いますし、改善したコンディションを維持するにも両方の取り組みが必要不可欠です。
本日はそんな栄養の中でもあまり注目度が高くないにも関わらず、けっこう重要度の高いビタミンの一つ『ビタミンB6』について触れていきましょう。
ビタミンB6と聞いてもいまいちパッとしないと思いますが、体内で起こるほぼ全ての”アミノ酸代謝”に関わっていると言われているのですが。。
具体的には
①神経伝達物質の代謝(細胞から細胞への情報伝達)
②糖新生(体内で不足した糖を作り出す機能)
③ヘモグロビンの合成(貧血との関わりが深い)
④体内でのステロイドホルモンの合成
などといった、とても大切な機能に必須の補酵素として知られています。
この中でも、まずは
②糖新生
③ヘモグロビンの合成
この2つについて取り上げてみましょう。
(①④も、もちろん極めて重要ですが。)
慢性疲労の諸症状や、便秘といった消化管のトラブルまで。
その影に、血糖維持能力の低下が起点となっていることが多々あります。
糖新生とは食物から摂った糖が枯渇しそうな際に、タンパク質(アミノ酸)や脂質(グリセロール)から糖(グルコース)を作り出す、僕たちの体に備わったはたらきのことです。
元気な方は糖新生も滞りなく機能しますので、多少の空腹でも細胞にエネルギーを十分量供給することができますね。
ビタミンB6不足によって肝臓の機能が低下すると、このはたらきに滞りが起こりまして低血糖の原因に。
そしてヘモグロビンですが、赤血球の中に存在しまして『細胞に酸素を供給する』大役を担っています。
酸素は細胞のエネルギー源となりますので、ここでも慢性的なトラブルの原因に。
またの機会に続きます。
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