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【ダイエットの停滞期はなぜ起こる?】819
2022年11月25日
静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
再び栄養ネタといきましょう。
本日はダイエットにおける『停滞期』についてご質問いただきましたので、その仕組みをシェアです。
停滞期とはご存知の通り、減量が見込める食習慣や運動習慣を維持していても、ある時を境に体重の変動がピタッと止まる現象のことですね。
停滞期という程でなくても、頑張っている割に体重の減少が進まない。
ダイエットは過去に成功したことがあるけれど、今回は前回と比べてなかなか体重が減らない。
そんな状況に陥っている方にも疑っていただきたいのは『甲状腺機能』の低下です。
甲状腺とは喉の辺りに位置する内分泌器官ということで、『甲状腺ホルモン』の分泌を担っています。
甲状腺ホルモンの働きとしては
・代謝の向上
・体温を上げる
・心拍数と拍出量を上げる
・肝リパーゼ活性上昇
→中性脂肪が下がります
・肝臓LDL受容体の発現
→LDLコレステロールを下げます
・筋肉を分解
→絶食時のエネルギー源として活用
・糖の吸収促進
→低血糖による糖質欲求を防ぎます
・成長促進
・カテコールアミン(ホルモン)の作用増強
→体脂肪の燃焼を促します
といった感じで、何となく『代謝促進』のイメージを持っていただけると良いと思います。
では、これらの働きが低下するとどうなるでしょう?
基礎代謝が低下し、エネルギーを消費しにくい”省エネモード”に。
体温も下がり体内の酵素活性が低下、そして体脂肪の消費は抑制。
立ち眩みといった不調が頻発。
中性脂肪が血液中に溢れ、太りやすく。
空腹時血糖の維持が難しくなりまして、異常な食欲と糖欲求との戦いに。
脂肪燃焼のトリガーとなるカテコールアミンが上手く効かずに、減らなくなる体脂肪。
といった、ダイエットには歓迎すべきでない状態に邁進していきます。。
これは一大事です。
そんな甲状腺機能の低下は、ダイエット中に起こる
・低栄養
・低糖質
・腸内での慢性炎症発生
などが原因となって発生します。
また低栄養によって起こる消化機能の低下や腸内での炎症によって、鉄の吸収が阻害されることによる影響も見逃せません。
停滞期とは、甲状腺機能の低下とも言い換えることができるのではないでしょうか?
代謝を司る甲状腺の働きを保ったままダイエットを行うには、色々と配慮すべきことがあります。
そしてダイエットを始める前の健康状態はもっと大切です。
健康だから痩せられる。
明日以降へ続きます。
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