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【甲状腺機能はなぜ低下する?】821

2022年11月27日

静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

ここまでで、ダイエットにおける停滞期と甲状腺機能の関係。

そして”隠れ甲状腺機能低下症”のセルフチェックとして、体温が活用できる旨をシェアしてみました。

 

これらはダイエットに限らず、冷え性や立ち眩み・LDLコレステロールの上昇や慢性疲労症状といった、甲状腺機能由来と考えられるコンディションとも関わり深いところです。

 

ボディメイク的な取り組みはもちろんですが、日々の快適さや疾患の罹患リスクについても配慮していきたい問題ですね。

 

今日はそんな甲状腺機能低下がなぜ起こるのか?すこし深掘りしてみたいと思います。

 

①低栄養・低糖質
→基礎代謝を下回るエネルギー摂取が続くと要注意

②鉄欠乏・亜鉛欠乏・ヨウ素不足
→甲状腺ホルモンを作り出す酵素の活性が低下したり、甲状腺ホルモンを体内で”効かせる”形に代謝するはたらきを阻害します

③コルチゾール&エストロゲン過剰
→腸内や口腔内などでの慢性炎症の発生によって分泌過剰に。こうなると、甲状腺ホルモンが各細胞内に入れなくなり”効きが悪く”なります。

 

これらが機能低下を引き起こす原因と考えられます。

直接的に甲状腺が攻撃されるというよりも、『甲状腺ホルモンが効かないから、沢山つくらなきゃ!』という状態に陥ること。

結果として甲状腺が頑張ることになり、徐々に疲弊していく。。

 

特にダイエット時においては、食事量と質の低下による『①低栄養・低糖質』『②鉄欠乏・亜鉛欠乏・ヨウ素不足』に要注意ですね。

※サプリも活用すると良いのですが、鉄サプリの使用は腸内の慢性炎症を憎悪させる可能性があるので取扱注意です。

 

そして食の偏りが生じることで腸内環境が悪化し、『③コルチゾール&エストロゲン過剰』が起こり得ることにも注意が必要です。

 

これまでもパーソナルトレーニングの現場で、ダイエットを繰り返してこられた方ほど『以前と比べて痩せにくくなった』というコメントを多く頂いてきました。

 

無理のある減量を行うことで甲状腺機能が低下。

残念ながら体内の環境は、ただ普段の食事に戻しただけでは回復が難しいのです。

 

こうなってしまうと漏れなく副腎の機能も低下していますので、栄養や運動による包括的なアプローチが必要となります。

逆にできることは沢山あるので、ぜひ希望を持っていただきたい。

そんな想いで活動しております。

 

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