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【減量は肝臓の糖がカギを握ります】866

2023年1月11日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『美脚・美尻・お腹痩 専門』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今年も営業を再開して1週間ほどに。

お正月を過ごされて、順調に増量されている方が何人か。。

 

そんな方に向けて、過去の投稿ですが肝臓と減量にまつわる重要なお話を。

太る主な原因は精製糖と高脂肪食の過剰摂取。

 

その逆を辿れば確かに痩せますが、糖の減らし方にはやや注意が必要です。

 

世間的に糖質についての悪いイメージが広がりを見せて、もう長くなりますが。。

 

中長期的な糖質制限食による様々な害が明らかになってきておりますので、

医療としての介入が必要な場合を除き、個人的には糖のストイックな摂取制限には反対という立場でいます。

 

ダイエットとして取り組む際には、糖質(炭水化物)の種類と一食当たりの量に注目していきたいところ。

闇雲に食べる量を減らすのではなくて、少しずつ知識をアップデートしながら賢く食べていきましょう。

 

糖質のコントロールをしてもなかなか痩せない…という場合には、代謝の低下が顕著だと思われます。

その場合は減量を一旦中止しまして、代謝システムの再建に取り掛かりたいところ。

ここから

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ダイエットに超重要な、肝臓に蓄積された糖『肝グリコーゲン』について。

 

僕たちが食物から摂った糖を蓄える貯蔵先として、

①血液
②肝臓
③筋肉
④体脂肪

と4つの仕組みを活用しています。

 

食事を消化吸収すると、まずは血液に乗って肝臓へ。

そして肝臓に蓄積されつつ全身をめぐる血液へと流れていきます。

その後筋肉へ、それでも溢れ出した分は憎き体脂肪としてどんどん蓄積されます。

それぞれがタンクのように働きまして、貯蔵量の上限があるものも。

 

グリコーゲン(糖)貯蔵量の上限

②肝臓 (80〜120g)
③筋肉 (約300g)
④体脂肪 (無限大)

 

日々の食事をコントロールする中で超重要なのは、②肝臓 (80〜120g) です。

肝臓に蓄えられる糖の限界を超えると、その分はどんどん体脂肪に。

逆に、タンクを糖で満たさなければ体脂肪がエネルギーとして消費されやすくなります。

 

各食事でこのタンクを溢れさせないこと。

そして1日を通して、このタンクの残量を30〜60%に維持すると体脂肪を消費しやすいと言われています。

 

肝臓のタンクの大きさは肝臓の大きさに依存しますが、女性の場合はだいたい80gと考えていただければ良いかと。

80gの60%は48gとなりますね。

 

ということで、各食事で摂取する糖質量を調節して、タンクの内容量をこのぐらいの水準でコントロールすることが大切。

毎食糖質を摂っても痩せますし、糖の摂取も怖くありません。

 

もちろんあなたの日々の活動量にもよりますが、

しっかりと絞る時には1食の糖質量を20〜30g(カロリーにして80〜120kcal)にすると肝臓のタンクを30〜60%に保ちやすいと言われています。

 

日々の活動量が少ない方は、ご飯にしてお茶碗半分ぐらい。

お米好きには結構ハードかな。。(実際には調味料や野菜にも糖質が含まれますので、その辺りも考慮したいところ)

現実的にある程度の満足感を得るには、お茶碗軽く一杯ぐらいは食べておきたいですよね。

 

その為にはしっかりと運動もして、タンク内の燃料をなるべく溢れさせないことも大切ですね。

 

筋力トレーニングなどを併用することで、筋肉の中に貯蔵する糖の必要量が増加します。

つまり、もう少ししっかりとご飯を食べても大丈夫ということです。

 

食事と食事の間にとても眠くなったり集中力が落ちてしまうという方は、体内に蓄えたエネルギー源を血糖値へと変化させるシステムがうまく働いていない可能性が。

 

そんな場合は適宜間食を取り入れて、血糖値の過度な低下を防ぐ工夫も必要です。

 

 

長期的な糖質制限を行った結果、消化機能が破綻していたり、慢性便秘に悩まされる様になったり、なかなか改善しない貧血症状に悩まれていたり。

そんな方と、これまでに沢山お会いしてきました。

ここからの回復は難儀しますので、なかなかの苦労を伴います。。

 

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