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【人は感情から老化する】887
2023年2月1日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
しばらく続いてきた呼吸のお話から派生しまして、呼吸や体の緊張をコントロールしている脳機能についても少し触れてみましょう。
筋肉や骨格・内臓の機能が衰えない為の日々の取り組みはとても大切です。
しかしながら、意外と関心を持たれにくいのは脳機能の衰え。
運動の精巧さが失われていったり、刺激からの反応速度が鈍くなったり、新たな事を覚えるのに苦労したり、物忘れが気になり始めたり。
多くの場合、不便さを著しく感じることはあまりないもの。
それはとても緩やかに進行し、やがて日常生活を送る中でも様々な不具合を感じる様になります。
今の快適性はもちろんですが、将来訪れるであろう『健康寿命』というキーワードに対しても少しずつ意識していきたいところ。
脳機能には、『使用頻度が低い領域から機能をシャットダウンしていく』という特徴が。
例えば言語理解を司る側頭葉や、計算能力に関係する頭頂葉は日常的に使うためか、比較的高齢になるまでその機能は低下しにくいと言われています。
一方で前頭葉は、個人差もありますが40〜50代頃から萎縮し、目に見えるように老化し始める。
そのため前頭葉が司る感情のコントロール機能や、自発性・意欲、創造性といったある種の『人間らしさ』の様な機能が低下しやすいと言われています。
※怒りっぽくなったり、涙もろくなったり、意欲が低下して行動量が減ったり、行動範囲が限定されてきたりと。
そんな感情的な老化現象は、QOLにも大きく影響するのではと考えています。
(認知症への罹患リスクも考慮すべきかと)
呼吸のエラーや過緊張による痛みなど、慢性不調が前頭葉の活性低下によって起こっている場合、放置してしまうと将来へも大きな影響を及ぼすかも知れません。
・栄養の問題
・呼吸の問題
・運動やライフスタイルによる前頭葉への刺激
なるべく早いうちからこれらの様な、前頭葉の活性を向上させる努力が必要だと思います。
医療の進歩により寿命は伸びるばかりですが、健康寿命との乖離も拍車をかけて伸びていくのではと心配に。
『人は予防の為に行動を起こさない。』
というのはこの仕事をしていると納得の事実ですが、関わらせて頂いた皆様には日々のセッションの中で『将来を見据えた取り組み』も必ず取り入れる様にしています。
やるかやらないかで人生が変わってしまうし、知っているか知らないかでも人生が変わってしまう。
今皆様と取り組んでいることの答え合わせって何十年後になるかも知れませんし、何なら将来の日々が当たり前に過ぎていくことで実感も無いかも知れない。
今を追いかけながら、未来にも想いを馳せて。
そんな感じで引き続き宜しくお願いいたします。
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【堀のパーソナルトレーニング】
↓↓↓
https://hori-kodai.jp/beginner/
体を変える方法は、筋肉を鍛えることだけじゃない。
あなたに最適なアプローチ方法に取り組んでみましょう。