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【感覚過敏はどうして起こる?】977

2023年5月2日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

割と反響が多かった、大人の原始反射の残存問題。

この周辺は、体の異常な硬さや易疲労体質とも関わりが深いところ。

よって超重要テーマのひとつとなります。

 

このテーマを解説し始めると難解を極めますが、なるべく分かりやすくまとめられる様にチャレンジしてみましょう。。

以下、興味がお有りの方はお付き合いを。

 

原始反射が認められるってレベルじゃなくても、音や光などの刺激がしんどい方も意外と多いのでは。

(僕も疲労や睡眠不足が重なると、音への感覚過敏が特に顕著です)

 

本来であれば危険性の無い刺激に対して過剰に反応してしまうのは、脳の中でも『脳幹』と呼ばれるエリアの過活動が原因です。

※脳幹:生存・反射・闘争か逃走か、を司る原始的な脳

 

 

そんな脳幹の過剰な活動を『鎮まり賜へ』と抑制しているのが大脳皮質(特に前頭葉)。

 

自身の置かれた状況をリアルタイムに認知して、『安心・安全』を得るべく情報収集と判断を行っているエリアです。

 

原始反射や感覚過敏・体の強張りといった問題を緩和するためには、この前頭葉の働きを活性化することがキーポイントに。

 

前頭葉を活性化する為には、

①自己認知
②空間認知
③外部環境の認知

といった機能を適切に獲得する必要があります。

よく分からないですよね。
脳のお話をとっても難解…

 

まずは大前提として最重要な、自己認知について理解する努力をしてみましょう。

 

読んで字の如く、『自分が自分であるという確信』を持つ力。

ここには

・触覚
・固有感覚
・平衡感覚(前庭覚)

といった三つの感覚機能が密接に関わっています。

例えば触覚。

これは自己と外界との境界線を正確に認知する為に必要不可欠です。

 

こちらに何らかのエラーがある場合は、極度にくすぐったがる傾向があったり

不意に触れられると”ビクッ”と驚愕反応を示しやすい傾向があったり。

 

背中などを他者に指先で1〜3箇所ほど同時に触ってもらい、触られているところを見ずに何箇所触れられているかを当てるテストを行ってみると、回答が怪しげなケースが多い印象です。

※詳しく検証していくと、得意な箇所と苦手な箇所が見つかったりします。また神経の分布的に鈍感なエリアもありますので、あくまでも目安に。(この差を同時性空間閾と呼んだりします)

 

こちらはテストにもなり、改善の為のエクササイズにもなるのでなかなかオススメ。

 

ということで、予想通り長くなってきたので明日以降に続きます。

 

凄まじく精密で複雑で優秀で、また謎も多い脳機能。

まだまだ人類が人工的に作り出すことは不可能でしょうね。。

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【堀のパーソナルトレーニング】
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