Blog
ブログ

【低血糖とダイエットの失敗⑤〜ストレスと副腎機能〜】1167

2024年9月17日

静岡市葵区・駿河区・清水区で活動しています。

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

今日は、『ストレス太り』ってこういうことじゃないか?ってお話を。

Screenshot

ストレスって聞くと心理的なものがイメージしやすいと思いますが、もう少し広義に捉えてみましょう。

<物理的ストレッサー>
気温、気圧、騒音、混雑など

<生物的ストレッサー>
アレルギー、細菌・ウィルス感染、睡眠不足など

<化学的ストレッサー>
有害物質、薬物、アルコール、たばこ、酸素欠乏など

<心理・社会的ストレッサー>
家庭・職場の不安や悩み、仕事の量・質・責任など

こんな感じで様々なものがストレス(ストレッサー)と考えられています。

我々にストレスが降りかかると体内では様々な防衛システムが働きますが、中でも『ストレス対抗ホルモン』の分泌を担う副腎のはたらきが活発に。

そんな時に分泌が促進されるコルチゾールなどのホルモンは、糖の貯蔵庫である肝臓に働きかけて血糖を上昇させます。

(血糖値を上げて、降り掛かっている脅威と闘うか逃れるかの体内環境を整える)

すると肝臓の貯蔵糖が浪費されていきますので、蓄えが勢いよく枯渇していく。

枯渇した糖をいち早く補充しようと、甘いものを求めたり食欲が亢進してドカ食いしたくなったりと。

そんな摂食行動をとりがちになる原因と考えられます。

そしてこのストレス対抗システムは、過剰に使用し続けると疲弊して血糖調整に悪影響を与えます。

ここまで来ると慢性的に血糖が不安定になりますので、益々食欲や糖欲求が亢進していく。

全ての過剰なストレスを取り除くことはできませんが、できることもあるはず。

続く。