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【低血糖にもタンパク質が大切】1169
2024年9月29日
静岡市葵区・駿河区・清水区で活動しています。
パーソナルトレーナーの堀航大です。
血糖値を適正に保つ能力は、年齢を重ねるうちにいつの間にか低下しがちに。
そこには長年に渡って積み重ねた食習慣などの生活習慣が大きく影響しています。
または生まれ持った個体差が影響していることも。
問題を改善して快適な毎日を取り戻す為には、日々の自己管理が極めて重要となります。
例えば、食事の内容についても少し見ていきましょう。
私たちの身体をつくるタンパク質ですが、こちらは低血糖時にインスリンを介せずブドウ糖に変わる、安定したエネルギーの供給源ともなっています。
食事からのタンパク質摂取量を充足させることで、低血糖症状を緩和させることができます。
(一旦発現した低血糖症状の回復を早めることも)
平均的なライフスタイルの方の場合、例えば体重が60kgであれば200g程度のタンパク質が分解され、そのうち70%は再利用されています。
残りの30%にあたる約60gが、タンパク質摂取の最低限の必要量です。
鶏むね肉のタンパク質含有量が20〜25g/100gあたり なので、最低でも300g程度は摂っておきたいところ。
実際には肉・魚以外にも様々な食品にタンパク質が少しずつ含まれているため、合せ技で充足させたいところです。
しかしながらこちらは基準値的なもので、コレステロール値や尿素窒素(BUN)やアルブミンといった検査数値が低い方。
高ストレス下に置かれていたり頻回に低血糖の症状が発生している方などは、それらの状況に対応する為のホルモン分泌によって、タンパク質の需要が高まっています。
(タンパク質がホルモン合成の原料となります)
ということで、より多くのタンパク質摂取を心掛ける必要があるかも知れません。
しかしながら慢性疲労状態にある身体では、タンパク質の消化に必要な胃酸などの消化液分泌能力も低下しがち。
闇雲に肉・魚を多量摂取すると消化不良が起こり、様々な不調を招く可能性もあります。
一旦破綻したシステムを回復させるには、いくつかの取り組みを同時進行で行う必要があるのです。
続く