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【代謝を上げるにはやっぱり運動】1173

2024年11月7日

静岡市葵区・駿河区・清水区で活動しています。

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

ダイエットによって体内で起こる様々な代謝を低下させ、難治性の問題を起こさない為に留意したいポイント。

昨日は『利用可能エネルギー(Energy Availability)』について触れてみました。

利用可能エネルギーが危険水準まで低下しない様にしっかりと食べること、そして運動量によって食べるエネルギー量の調整も必要です。

代謝機能の低下を防ぎつつ、むしろ積極的にエネルギーを消費して健全に体脂肪を消費できる様に。

もう一つ理解しておきたい概念が、

『エネルギーフラックス(Energy Flux)』です。

日本語ではエネルギー流束と訳せますが、流束とはそこに流れているものの量のこと。

つまり、食べたものから体内で消費されていったエネルギーの量となります。

 

しっかりと食べてたくさん消費されている状態を『High Energy Flux』。

カロリー制限をしてあまり消費をしない、またはカロリー制限をしてたくさん消費している状態を『Low Energy Flux』。

(厳密な解釈はもう少し複雑ですが、ここでは簡易的に。)

 

Low Energy Fluxな生活習慣では基礎代謝の低下が起こること、そしてHigh Energy Fluxでは良い意味で代謝が亢進し、より多くのエネルギーを消費できる身体になっていくことが分かっています。

※参考文献もシェアしてみます。全編英語でボリュームもあり読み応えがありますが。。ブラウザの翻訳機能なども用いながら、ご興味のある方はぜひチェックを。

<Increasing Energy Flux to Maintain Diet-Induced Weight Loss>
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6835968/

定期的な運動は代謝機能の適正化に極めて有用な手段ですが、併せてLow Energy Fluxに陥らない様に摂取エネルギーのコントロールが大切ですね。

ダイエット後の『リバウンド』なども、こんな所に原因の多くがあるのだと思います。

健康的な身体を維持するためにはやはり、よく食べ・よく動き・よく寝ること。

つづく