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【参加セミナー備忘録〜発達学と体幹〜】1187

2025年2月25日

静岡市葵区・駿河区・清水区で活動しています。

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

週末に参加したセミナーの振り返りを。

 

発達学から考えるストレングストレーニング
〜体幹トレーニングの実際〜



私たちが生まれてからこれまでに、誰かに教わることもなく獲得してきた『呼吸』や『歩行』といった運動機能。


普段の暮らしの中で意識することはあまり無いけれど、よく観察すると一人一人の動きは違って実に個性的です。


そこには幼少期から今までに経験してきた、人生の歴史が詰まっています。

生い立ちや、困難や理不尽に耐えながら乗り越えてきた経験も。



無自覚ながらも、息がうまく吐けない・吸えない。

懸命に生きる中で抱えてしまったそんなエラーが、体幹部のはたらきに影響していたり。

今抱えている慢性痛や不良姿勢、睡眠などといった問題の原因部分に、根を張っているかも知れません。


過去を書き換えたりトラウマを消し去ることはできないけれど、未来は変えていくことができる。


その為に発達学に立ち返り、少しの間生まれた頃に戻ってみましょう。


寝返りをうち、肘や手で身体を支え、手を伸ばす。


私たちの発達を辿ると、手や腕を使って行なう体幹トレーニングの必要性が増してきます。


一見すると大した事のない運動でも、著しく難しさを感じたり、左右差が大きかったり、という事に気付かされる。


そんな一つ一つに、なかなか厄介な機能不全を解決する糸口が見つかるかも知れません。


もちろんクライアントの生きた道を詳細に振り返る事ははばかられるけれど、
発達の軌跡を共に追体験することはできるかも知れない。


身体は人生の履歴書さながら。

運動機能を通じてその方の過去を理解しようと努めたり、前向きな未来創造の為の時間を共に歩めるのは、運動指導者の特権かもね。


『誰にも分かってもらえない。』
そんな孤独や不安の闇の中に”ともし火”を。


前向きな明日を作り出す勇気を持つためには、『漠然とした不安』が『確かな不安』に変換されるキッカケが必要だ。


前夜祭を含めて、自身の存在への問いにも答えが得られそうな雰囲気感じる週末でした。

とっても良い感じ。

 

講師の岡本雄作さん
https://hpi-yao.com/

主催の露木めぐみさん
https://www.connect-fuji.com/

 

前夜祭も、昨年に続き呼んでいただきありがとうございました。

年に一度の集まり、また来年も楽しみにしていますね。