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【遠回りすることの価値】1209
2025年5月13日
静岡市葵区のHori Kodaiパーソナルトレーニングジム
代表トレーナーの堀航大です。
『早く行く為には真っ直ぐに行った方が良いけれど、その代償に過程で得られる経験を失ってしまう。プロセスのなかで得られた経験や気付きが人生を豊かにするのではないか。』
先日偶然耳にした、とあるラジオ番組で印象深かった一節です。
「社会学的街歩き」というテーマで、社会学者の吉見俊哉先生が出演されていました。
(街歩き、または街走りファンの私としては興味津々なテーマ)
早く、そしてなるべく楽に手に入れたい。
至極自然な人間の欲求ですが、もう少し長いスパンで人生を捉えてみると、そんな『ショートカット』的な姿勢だけでは損失も大きいのでは、とも思えてきます。
敢えて遠回りな道を選べるほど余裕のある人生ではありませんが。。
「なかなか目的に辿り着けずに迷走している時期」にこそ価値や豊かさがあるのだ、と思える様になると、少し救われた気持ちになります。
(街歩きにおいて、)
『坂道を登っていく時は、坂の上まで行こうと目的合理的。下っていくときは周りの景色を見る余裕がある。または目に入ってくる。』
という様なことも仰っていましたが、こちらもまた味わい深い。
私はトレーナーという仕事をしていますが、自分自身の体調を著しく崩した経験が何度かあります。
そんな「体調の下り坂」での苦しい経験が仕事へと活かされ、人様のお役に立てている今があります。
身体づくりにおいても、人生におけるその他様々な事柄であっても。
全てを美談で咀嚼することはできないけれど、「遠回り」とか「下り坂」の様な局面には、その時には思いも寄らなかった価値が後から付いてくるかも知れない。
日々起こる現象にどんな意味付けをするか。。
余裕のある大人になりたい、と思う、今日このごろです。
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