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【疲れと脳の炎症】1211

2025年5月15日

静岡市葵区のHori Kodaiパーソナルトレーニングジム

代表トレーナーの堀航大です。

 

・肉体的疲労
・精神的疲労
・神経的疲労

 

これら3大疲労が蓄積していくと、それぞれの活動に関連深い脳の領域で炎症が起こっていることが、近年の研究で明らかになってきました。

脳の扁桃体の炎症は認知機能の低下に。

視床の炎症は頭痛や筋肉痛。

海馬の炎症は抑うつ状態、といった相関関係が認められています。

 

パーソナルトレーニングの現場でも度々、「確かにそうかも知れない」と思わせる現象に遭遇することがあります。

例えばお仕事で、非常に強いストレスに晒された状態でトレーニングに来られたクライアントさま。

普段は問題なく実施できる運動が、急に著しく不安定になったり。
重篤な場合は全くできなくなる、なんて現象も。

 

私たちが高度なストレスに直面した際には、大脳皮質や大脳辺縁系(海馬や扁桃体など)などが活発にはたらく事で、この難局を処理しています。

これら領域は、全身から収集した感覚の情報を処理したり、運動を企画したりといった活動にも関わりの深いエリアです。

 

高ストレス状態によって、脳内の特徴的な部位に炎症が起こり、健全なはたらきが阻害される。

結果として運動にも悪影響が及びますが、もっと恐ろしいのは、慢性化すると脳の構造自体にも変化が起こってしまうことです。

 

例えば記憶と関わりの深い「海馬」は、萎縮していくことが知られています。

(記憶力に難を感じやすくなったり、ストレスに対する耐久性低下の可能性が)

 

そして、萎縮した海馬の容積回復には、定期的な運動が有効なことが分かっています。

※どんな運動でも良いというわけではなく、コンディションに合わせた運動選びが大切です

 

ここまでは「疲労」について触れてきましたが、次回は疲労をもたらす『ストレス』について、少し解像度を高めてみましょう。

 

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