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【なぜお尻が下がるのか】1216

2025年7月3日

静岡市葵区のHori Kodaiパーソナルトレーニングジム

代表トレーナーの堀航大です。

 

『年齢とともにお尻が下がってきた』

というお悩みのご相談は、パーソナルトレーニングの現場で頻繁に伺います。

身体のアウトラインに影響するだけでなく、将来的な歩行機能にも悪影響が予測されます。

そもそも私たち人類のお尻は、どうして発達してきたでしょう?

種族として近いサルのお尻は、ヒトと比べるとかなりの小尻です。

 

それは進化の過程で、人類が二足歩行を選択したことに起源が。

元来は四足歩行を行っていた私たちの股関節は、未だ構造的に四足歩行時の方が安定する様な名残があります。

二足歩行を行なう時の股関節は、構造的にやや不安定に。

その不安定性を補い、また歩行を円滑に行なうためにお尻の筋肉が発達してきたと言われています。

さて、お尻の筋肉が萎縮し、下がっていく理由は何でしょうか?

座りがちなライフスタイルで、運動量が少ないってことはもちろん影響しています。

それだけでなく、本来は歩行時に活発に働いてほしいお尻の筋肉が、正常に機能していない可能性も考えなくてはいけません。

特別なお尻のトレーニングをしていなくとも、ヒップラインが上がっている方との違いは何でしょう?

そのヒミツは、我々が普段何気なく行っている二足歩行にあるかも知れません。

街行く人の歩き方をぼんやりと観察してみましょう。

歩き方も十人十色、極めて個性的な運動のひとつですね。

足の着き方、重心の運び方、骨盤や上半身の支え方、腕の振られ方など。

その一つ一つに意味があり、今のあなたの体型に影響を及ぼしています。

尻トレも大切ですが、併せて『尻が自然と上がる歩き方』を手に入れることは、もっと大切だと考えています。

歩行機能の改善は、体型にも将来への安心にもつながる大切な取り組みですね。

今を快適に、そして将来も快適に過ごせる様に。

そんな身体づくりを大切にしています。