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【免疫系の基礎〜風邪ひきの冬に向けて〜】1175
2024年11月21日
静岡市葵区・駿河区・清水区で活動しています。
パーソナルトレーナーの堀航大です。
このところ急激に寒くなってきまして、ようやく冬が近づいている実感が。
空気の乾燥、体温の低下、ウィルス活性の上昇、日照時間の短縮(ビタミンD合成量の低下)。
などといった要因で、細菌やウィルス感染が起こりやすくなる。
風邪をひきやすくなる季節の到来です。
予防のあれこれも大切ですが、この機会に、私達の体内ではたらく免疫系について理解を深めてみましょう。
春に増加する花粉症などのアレルギーにも通ずる、大切なトピックですね。
<免疫>
病原生物が体内に侵入し、病気にならない様にする機能
となりますが、この防御システムは3段階に分類することができます。
・第1防衛ライン:外皮(皮膚・粘膜)
・第2防衛ライン:自然免疫
・第3防衛ライン:獲得免疫
外皮、特に粘膜の組織が弱っていると、病原体が体内に侵入しやすくなる。
侵入を許した病原体に対しては、私たちに生まれながらにして備わっている『自然免疫』がはたらきます。
侵入してきた病原体や、異常を起こした自己の細胞をいち早く感知し、それを排除するシステムです。
自然免疫に数日遅れて応答してくるのが獲得免疫。
感染した病原体を見分け記憶することで、同じ病原体に出会った時に効果的に病原体を排除できる仕組みです。
これらが相互作用的に働きまして、私たちの身体は感染から守られたり、感染してもやがて治癒できる様になっているのですね。
ということで、これらの何処かに綻びがあると感染が起こりやすくなります。
特に第1〜2の防衛ラインについては、日頃から予防的にできることがたくさん。
暫くの間、免疫機能について深堀りしてみましょう。
つづく