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【『なぜ』が人を動かす】1197

2025年3月29日

静岡市葵区のHori Kodaiパーソナルトレーニングジム

代表トレーナーの堀航大です。

 

『分かってはいるけど行動できない』

きっと誰しもが、そんな経験お有りではないでしょうか。

有り難いことに、私も独立開業してもうすぐ8年目。

拘束力が弱い働き方故、日々サボりたい自分と戦ってきました。

(時に打ち勝ち、時に大敗を喫しながら)

自分に正直に生きる人生も素敵ですが、自分を律しながら実績を築く過程にも、素晴らしい感動があると私は思います。

新年度も始まるし、新しい事を始めてみようかな。

そんな気持ちになり始めた方に、心理学的ヒントをご紹介してみましょう。

 

人は『なぜ』によって動かされる。

 

これはゴールデンサークル理論といって、私たちの脳機能から行動原理を解釈したものです。

ゴールデンサークルとは、「何をするか」「どのようにするのか」ではなく『なぜするのか』を強く語ることが共感を生み、人の行動を促すという理論。

 

 

何かを始める時に情報収集しがちな、何をするか(What)と、どのようにするのか(How)は、脳の中でも論理的・分析的思考をつかさどる『大脳新皮質』で処理されます。

この部位では理性的に情報を処理していて、感情や意思決定を担当していない。

一方、『大脳辺縁系』と呼ばれる内側の脳(より原始的な脳)は、感情や行動の決定と密接に関わっています。

『なぜやるのか(Why)』にあたる「意味」「信念」「存在価値」といった情報を受け止め、感情や欲望を作り出して行動を促します。

 

私たちの行動の多くって、実は合理性や利便性の高さではなく、『情動』に基づいて引き起こされています。

つまり、私たちの『本能』がそうさせているのです。

 

『WHYが曖昧ではないか』

 

まずは『なぜ』の明確化を。

そして、情動が動く『本能』のお話はまたの機会に。