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【仲間外れにされたくない本能】1203

2025年4月9日

静岡市葵区のHori Kodaiパーソナルトレーニングジム

代表トレーナーの堀航大です。

 

気温も上がり日照時間も伸びてきて、どんどん活動的になる自分を感じます。

環境の影響を受けて、冬の間は省エネ化しやすい体質の私。

ここから秋までの間に、思い描いていることをなるべく形にしていきたと思います。

『変わらずに安全でいたい私』『未来を変えるべく変わりたい私』のせめぎ合い。

私も本能と理性とのせめぎ合いの中で日々戦っていますが、今日はそんな本能のお話を。

 

“人間は学習によって本能を超えた行動ができる唯一の生物である。”

(引用:増えるものたちの進化生物学 市橋伯一. 著)

 

人間の行動や心理の根底には、『個体維持』と『種族維持』の2つの本能があります。

しかしながらこれら本能が、現代の価値観にマッチしていないこともしばしば。

人類が農耕を行い定住し始めたのは約1万年前。

それまでの100万年ほどは狩猟採集生活。

1万年は長いようで、生物の身体のつくりを変えるには短すぎます。

ということで、私たちには未だに狩猟採集時代の心が詰まっていることになります。

狩猟採集社会では『平等性』が重要視されていました。

食料確保の観点などから、『仲間外れにされないこと』が生きていく上で何よりも大切な時代であったためです。

農耕定住型社会以降の現代では、食料などの資源がある程度行き渡る仕組みの中で生活しています。

例えコミュニティの中で仲間外れにされても、命の危機に瀕する心配は殆どの場合で無いはず。

しかしながらどこかで、『人と違う』ことや『違った行動をとる』ことを恐れたり、そういった人を攻撃しがちな風潮は確かにあると思います。

それは太古の昔から備わっている私たちの本能がそうさせているのです。

“本能が求めることの理由を学べば、理性によって本能に逆らい考え方を変えることができる。”

何かにチャレンジする時、私たちの内外には色々な障壁が現れます。

その壁こそが本能であり、強い理性をもって制していかなければなりません。

そして『人間とは何か』という問いへの理解が、私たちを後押ししてくれるのだと思います。

このブログも、そんな理解へのヒントなれば幸いです。

 

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