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【「疲れやすさ」の正体】1212
2025年5月16日
静岡市葵区のHori Kodaiパーソナルトレーニングジム
代表トレーナーの堀航大です。
『疲れやすくなった』
という現象の根本にあるものと、「ストレス」について理解を深めていきましょう。
「疲れ」とは、心身への過剰な負荷(ストレス)によって生じた活動能力の低下のこと。
そして、ストレスの原因となる外部からの刺激のことを「ストレッサー」と呼びます。
<4つのストレッサー>
①物理的ストレッサー
②化学的ストレッサー
③生物的ストレッサー
④心理・社会的ストレッサー
ここではそれぞれの解説は割愛しますが、これらストレッサーに対する
『感受性の高さ』と『耐性』と『回復能力』が疲れやすさと関わっていると私は考えています。
定期的な運動習慣を持つことで「疲れにくくなった」と感じる方は多い。
逆に運動習慣が全く無かったり少ない時、私たちの身体には何が起こるのでしょう?
身体を動かす機会が少なくなると、ボディイメージといった”脳の身体への理解度”が低下していきます。
すると光や音・触覚刺激といった、物理的ストレッサーに対する感受性が高まっていく。
また、不明瞭な自分の身体を認識するために筋肉の緊張が高まり、「身体の強張り」も常時起こってきます。
例えば、乗り慣れない車を運転しているシーンをイメージしてみてください。
(車体が身体で、運転手が脳)
勝手が分かった慣れ親しんだ車を運転するよりも、より慎重になったり神経を使ったりと疲れやすさを感じると思います。
そして周囲の環境をより注意深く察知するために、視覚や聴覚などの感覚にも集中して運転をしますよね。
日常生活での身体の操作、姿勢の制御にもコストが高くかかった状態になりますので、各種ストレッサーへの対応余力も低下する。
結果として、様々なストレッサーへの耐性も低下した状態になります。
これが運動不足による『疲れやすさ』の一因と考えられます。
(心肺機能や筋力の低下といった要因もありますが)
ハードな運動をしなくても耐疲労性が高まることは、パーソナルトレーニングの現場でも度々遭遇してきました。
となると、こんな『感覚機能』の問題が、現代人の疲れやすさと強く関わっているのでは、と考えられます。
次は、栄養や内分泌機能に関わるところに触れてみましょう。
つづく