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【腰痛は連鎖の結果です】610

2022年4月30日

静岡市葵区・駿河区・清水区、大人女性のボディメイク パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は雨上がりの富士山麓でアウトドアツアーを実施しました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

富士山にも新緑の季節がもうすぐ到来。

この時期は緑色の苔がいっぱいの、それはもう美しい森が広がっています。

 

今日ご案内したエリアは村山古道といって、古の登山道をご紹介してみました。

かつては人で賑わったものの今はほとんど人が入らない静かな森。

皆様お楽しみいただけた様でなによりです^ ^

 

ツアーの前後では、少々体の不安がお有りの方のコンディショニングタイムも。

痛みで楽しめない。または帰った後に痛い。では残念なので、こんな時間も設けています。

 

痛みが理由で楽しめない。そんな方が少しでも減っていくと良いな。。

 

さて、今日は遅くなっちゃいましたので過去の埋もれ記事から。

腰痛を訴える日本人ってとても多いと言われていますが、原因は多岐に渡るのでなかなか厄介です。

 

大抵の場合”原因”は腰にありませんが、そんなケースのひとつをご紹介しました。

 

ここから


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今日も腰痛というディープなテーマについて私見をシェアです。

 

“腰が痛い”というときにまず確認したいことは、お医者さん案件であるかどうか?ということです。

骨や椎間板の異常、または内臓疾患が原因になっていないかどうか。

まずはお医者さんに診てもらいまして、できればレントゲンやMRIなどでしっかりと画像診断をしていただきましょう。

 

異常なし、またはドクターから運動してねの指示が出たら僕たちの出番です。

 

(お医者さんは病理のスペシャリストでありまして、僕たちはそれ以外の領域をカバーしています。そんな他業種間連携がスムーズに取れる世の中になると良いなと思うのですが。。)

 

では本題です。

 

病気以外の『腰が痛い』という症状は、全身で起こっている”良からぬ連鎖”の結果であることがほとんどだと考えています。

 

直接的に腰を治療してもらうと痛みが緩和しますが、その後何度もぶり返すのは”負の連鎖を断つ”という取り組みが無視されているから。

 

この連鎖というのが複雑なパズルみたいなもので、何が問題か?の上流を辿れば辿るほどに幅広い知識と経験が必要だと思います。

 

例えば、僕がクライアント様と経験した一例をご紹介。

 

利き手が右の主婦の女性で、長年続くしつこい腰痛に悩まれていました。

生活環境や体のチェックを行うと主原因はこんな感じでした。

 

・実は右肩痛もある

・右腕を上げるとちょっと痛い

・キッチン上の戸棚の調理器具を毎日頻繁に出し入れ

・腕が上がりにくいので、戸棚に手を伸ばす時無意識的に腰を反る

・日々少しずつ腰に負荷が蓄積

・腰を反らすと痛い

 

という感じで、腰と見せかけて主原因は肩にあったというケースも。

 

ちょいと大変ですが調理器具の配置換えをしていただき、まずは頭上に腕を上げる頻度を減らしまして。

並行して肩痛の改善を。

 

そんなこんなですっかりと腰痛は消失しました。

 

今日は症例紹介みたいになりましたが、体に起こる連鎖の様なものをご理解いただけたと思います。

痛みを取り除いてくれる治療的なアプローチも大切ですが、こんな”動きの改善”という選択肢もあるのだという事のご紹介でした。