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【片脚で立てるの何でだろ?】622

2022年5月12日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は昨日に引き続き『感覚機能』についてのお話。

体型みたいに目に見えるものでは無いので解説が少し難しいのですが、ご自身の体でも実験しながら理解を深めてみましょう。

僕たちが持つ感覚機能の5感、近頃はより細分化して7感と分類されることもあります。

 

その中でも運動時に特に重要なのが、

①視覚
②前庭覚(三半規管など)
③体性感覚(圧力や筋肉の張力、関節の角度などを感知)

 

この三つである旨、昨日も触れてみました。

 

今はもちろん将来に向けても不具合を出さない為に、どの機能もなるべく健全な状態で過ごしていきたいものです。

そんな日頃実感し辛い感覚機能ですが、『片脚で立つ』という簡単な運動でもこれらが駆使されていることが分かります。

 

では実際にご自身の体でチェックしてみましょう。

 

●STEP1:片脚で立ってキープ

この時点で危うい方は、各感覚機能の低下がかなり進行中かも。
併せて運動を制御している小脳の機能も疑いたいところ。

●STEP2:片脚で立って目を閉じる
※周囲に気をつけて行なってくださいね

ここでグラつきが強く出た方は、普段から視覚を優位に働かせてバランスを取る傾向があるかも。
結果として前庭や体性感覚といった他の機能が低下している可能性が。

●STEP3:クッションや座布団の上に片脚で立つ

これは目を開けたままで行ってみましょう。
足の裏の感圧センサー(体性感覚)の働きを少しばかり奪った運動です。

立ち続ける為には①視覚②前庭覚が頑張る必要がありますが、これらの機能低下が顕著だとグラッとしますね。。

 

いかがでしょう?

楽々できた方もいれば、けっこう怪しげな方もいらっしゃったのでは。

バランス機能の低下って座ったり寝転がったりしていない限り、全ての活動と関係してきます。

 

ここに問題があると脳は常に恐怖と戦っている状態に。

体を硬らせて痛みに繋がっていたり、ボディメイク的には脚痩せにも関わりが深いところ。

そして将来的には転倒や歩行困難という状態まで。

 

著しく機能低下してしまうとなかなか鍛えることが難しいバランス機能。

機能を向上させる修正エクササイズも多数存在しますが、併せて多様な運動を行うことでそれぞれに機能にしっかりと刺激を入れていくことが大切ですね。

 

僕も今日はゴロゴロと転がったり逆立ちをしたりと、多様な運動に励みます。。