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【体が強張るのは何でだろう?】862

2023年1月7日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『美脚・美尻・お腹痩 専門』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

昨日シェアした自律神経のお話に関連しまして、『体の強張り』についてもご紹介してみましょう。

筋肉の柔軟性が乏しかったり。

または筋肉を表面から押すと”パンッ”とした張りが強く、内部の圧力が高かったり。

明確な理由は見当たらないけれども、なぜか体の色々な箇所を痛めやすかったり。

“自律神経の乱れ”っぽい不調が頻出したり。

 

そんな体の特徴をお持ちの方は、体を強張らせている『過緊張』な状態に陥っていると思われます。

 

筋肉が硬い時、恐らく一般的にはストレッチやマッサージの様な手法による改善をイメージされるのでは。

僕もかつてストレッチを提供していたことがありますが、その場では少し改善するもののすぐに元通りに。

これらは対処療法的な方法であり、根本的な問題はまた別のところにあると考えています。

(僕は自分の体でもストレッチをほぼ行いません。)

 

筋肉のトーン(緊張)の制御は、紛れもなく脳機能によるもの。
※脳幹と呼ばれるエリアの影響が大きいです

 

 

そして脳幹のはたらきを制御しているのが、人類の進化の証でもある大脳皮質のはたらき。

 

脳幹の関心ごとはもっぱら『安全か?危険か?』ということ。

安心・安全が担保できない状況では、脳幹の活動が過活動となり筋肉の過緊張を生み出します。

 

そして体の様々なセンサーの情報から、体の内外の環境が安全であるという判断を行なっているのが大脳皮質のはたらき。

この大脳皮質のはたらきにより、脳幹の過活動を『抑制』する大切な役割を持っています。

センサーのエラーがあり十分な情報を拾い取ることができないこと。

そして呼吸のエラー・栄養面でのトラブルによって

脳の神経細胞に十分なエネルギー源を供給できないことで、大脳皮質の機能が低下します。

 

体の過緊張が起きている方の脳内では、感覚機能の問題や呼吸の問題などが相まって

脳幹の過剰な働きを抑制できず、過緊張が発生していると考えらるわけです。

 

改善のためには呼吸や栄養はもちろん、体を制御する様々な運動経験が必要不可欠です。

(低下したセンサーのはたらきや、大脳皮質の機能を活性化させます)

 

運動不足の方が運動習慣を持ち、何となく体の調子が上向いてくるという現象にはこんな理由もあるのではと思います。

 

すでに問題が重篤化している場合には、残念ながら体が自由な運動に耐えられない状態に。

そんな時は僕たち専門家による運動の処方が必要となりますね。

 

そこまで深刻ではない方は、ぜひ色々な運動にチャレンジしてみてください。

いきなり大変なことに挑む必要はありません。

まずはお散歩の習慣を持つだけでも、結構驚いてしまう様な変化が起こることがありますからね。

 

運動の持つ価値はカロリーの消費だけではない。

僕たちにとって、もっともっと大切な習慣なのです。

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【堀のパーソナルトレーニング】
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