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【自然との関わりは体調を改善する】568
2022年3月19日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日は春が訪れた富士山麓で、『富士山幻の池を見に行こうツアー』を催行しました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
毎年この時期、ほんの数日しか見ることのできない幻の池。
もうすぐ消えて無くなる…というタイミングでしたが、運良く出会うことができました。
さて、以前からこのオープンチャットでも『感覚機能』について少しずつ触れてきましたよね。
音や光や傾き、触覚圧などといった『7感』を駆使して、僕たちは自分自身の”内側と外側”を常に認識する様努めています。
現代人の生活様式では、これらの感覚機能に必要量の刺激が入らないことがほとんど。
結果としてセンサーの感度が著しく低下したり、各センサーからの信号を脳内で上手に交通整理できなくなります。
そんな機能が低下したときには、しっかりとそれぞれの機能を刺激して使ってあげることが必要。
特に山などの自然環境の中で活動することは、これらの機能の適正化にとても有効です。
そんな感覚機能が互いに強調して適切に働くことを『感覚統合』と呼びます。
問題無く暮らしてはいけるけれど、なんと無く調子が悪くて快適じゃない。
たとえば、
・落ち着きがない
周りの刺激(感覚入力)に過剰反応してしまう
注意、集中ができない、ソワソワするなど
・触覚、前庭感覚、視覚や音刺激に対して過敏である
触られることを嫌がる、くすぐったがり
新しい場所が苦手
乗り物酔いがひどくなる
ドライヤー、泣き声など特定の音が嫌いであるなど
・ 感覚刺激に対して鈍さがある
声をかけても気がつかないなど
・自分の行動、感情をうまくコントロールできない
待てない、すぐに怒るなど衝動的な行動をする
気分の切り替えができない、こだわりがある
計画的な行動ができない
みたいな状態と関わっているかも。
僕は街の暮らしで感覚的な刺激に偏りが出ると、音や光に対して過敏になりましてとても不快感を感じます。
特にテレビのバラエティ番組なんかは、音声刺激的にかなり不快で辛くなります。
(調子が良いときもイマイチですが、拍車をかけて辛くなります)
あとは夜間の蛍光灯の光も結構辛いです。
そして乗り物酔いにも弱くなる傾向があります。
精神的には比較的安定している方だと思いますが、普段目を向けないでいる将来への漠然とした不安に固執し始めるという傾向も。
そんな不具合も、自然環境の中に身を置くことでかなり軽減される実感が。
実は普段のパーソナルトレーニングでも、ウォーミングアップで皆さんの感覚を統合する工夫を積極的に行なっています。
(動きがスムーズになったり、セッション後に色々な不具合が軽減していくのも感覚統合による影響が大きく関与していると考えられます。)
色々なお悩み、なんとなく心当たりがお有りの方は以下の様な記事・webページをご覧になってみてください。
感覚統合は現代人にとって極めて重要なトピックだと考えているので、また時々触れてみようと思います。
wikipedia:感覚統合療法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E8%A6%9A%E7%B5%B1%E5%90%88%E7%99%82%E6%B3%95
↑対象は子供ですが、大人でも病的じゃないレベルで、大なり小なり問題を抱えている方も少なくありません。