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【視覚のこんな機能が衰えます】639
2022年5月29日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
セミナー参加と夜はパーソナルで、今日はやっぱり遅くなっちゃいましたので過去の埋もれ投稿からシェアです。
・視覚
・前庭覚(三半規管)
・体性感覚(圧力センサーなど)
この三つの感覚が、僕たちの日常には特に重要です。
時代が変わり、文化が変わり、暮らしが変わり、日常を取り巻く環境が変わる。
バランスを取ったりといった感覚機能を駆使する場面が極端に失われた、現代の生活様式。
普段から運動指導に当たる身としては、今『大人』である皆様の機能低下を目の当たりにしつつ、その機能回復に一緒に取り組んでいます。
一方で将来大人になっていく現代の子供たちは、僕たちが過ごしてきた幼少期よりもその状況が深刻です。
危険だという理由から、公園から少々スリリングな遊具が撤去され…。
なんならその公園にも禁止事項が多く、僕たちが子供の頃に行っていた様な遊びを思い切り楽しむ環境が無くなりつつあります。
(特にこの2年ほどの間は、子供たちが発達するための運動を著しく制限されてきました。仕方がない一面もあるのかも知れませんが。。)
一度手に入れた身体能力は、大人になって失っていても再び獲得しやすいもの。
そもそも幼少期に獲得できなかった身体機能や感覚機能は、成長してから新たに獲得するのは難しいものです。
日本の将来は、いったいどうなっているのだろう?
こんなことを考え始めると不安は募るばかりですので、今できることに集中しつつ皆さんと運動を楽しんでいこうと思います。
というわけで、今日は視覚のお話を。
ここから
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成人以降、人体は年齢を重ねるごとに衰えていきますし、それは残念ながら避けることができません。
しかしながら、衰える速度を積極的に緩めることはいくらでも可能であると、この仕事をしていて強く実感します。
方法論に移る前に、まずは自分自身の現状を把握するところから。
案外大丈夫なもの。
思った以上に衰えているもの。
そんな気付きを得ることが第一歩だなと思います。
今日も引き続き視覚について。
条件にもよりますが、普段の暮らしで僕たちが周囲の状況を理解するために使っている”感覚”の機能のうち、78%もの割合を視覚が担っているとも言われています。
ということでこの機能が落ちるということは、運動のみならず様々な局面で多大な影響を受けることになります。
生活の質を下げるとても大きな原因となっている可能性も。
(パーソナルのクライアント様でも、こんな傾向のある方は少なくありません)
そんな“視覚”を構成している要素ってこんな感じです。
・固定視(何かをじっと見続ける)
・輻輳・解散(近くを見て寄り目になったり、遠くを見たり)
・周辺視(視野の中心以外を認知する)
・パスート(動く物体を目で追う)
・サッケード(2点間を瞬時にジャンプして目で追う)
などなど
※他にもちょっと小難しいやつがありますが割愛
今こうして文書を読んでいる時も、これらの機能をフル活用しています。
固定視をする力が低下すると何処を読んでいたか分からなくなり、遠近を眼球で追う力が衰えると近くの文字を見続けることがとてもストレスに感じる様になります。
文書を読む時には一文字ずつではなく文字の羅列を”ブロック化”して認識しているので、周辺視の能力が落ちればブロックの範囲が狭くなり効率が悪くなります。
パスートやサッケードの能力が低下すると、そもそも文字を目で追うのがとてもストレスになります。
そんなこんなで、”疲れ目”の症状が徐々に憎悪しているのかも知れませんよ。
それぞれの機能って低下してしまっても、トレーニングで再び向上させることができます。
伸び代ですね。