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【骨盤の歪みは悪なのか】674

2022年7月3日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は1日、『骨盤帯〜進化と呼吸の観点から〜』なるテーマの勉強会に参加。

 



 

その後ジムに戻りましてパーソナルトレーニングでアウトプットと、充実の1日となりました。

 

これまで現場で疑問に感じていたこと、そして皆様のお身体を拝見する上での新たな視点。

積み上げてきた知識・経験と新たな知の出会いによって、たくさんの”なるほど”を手にすることができました。

 

そして、皆さんの中に秘められた可能性を見つけ出す目も。

年齢を重ねるごとに、学ぶことの楽しさを実感する日々です。

 

さて、今日は早速骨盤について。

 

骨盤ってとても多くの筋肉や靭帯が付着していますので、それはもう多岐にわたる全身への影響力を持っています。

 

度々オープンチャットでもシェアしていますが、骨盤って動画の様に動きます。

(こちらではかなり大袈裟に動かしていますが、実際には2mmほどの僅かな可動性です。)

 

よく見かける『骨盤の歪み』とは、立ったり横になったときの骨盤の形状をチェックしての表現となります。

 

前に倒れ気味だったり、後ろに倒れ気味だったり。捻じれがあったり。

 

そんな歪みから腰の痛みや体型の変化が起こっていることも度々あると思われますが、果たして『歪んでいる』ことの全てが悪なのでしょうか?

 

人はどうしても”一貫性”や、左右の”対称性”といったものに重きを置きがち。

 

では、元来持ち合わせている左右の非対称性はどうでしょう?

利き手や利き足、体の中の内臓の左右差もありますね。

優位眼(効き目)もあったり、なんならより稼働率の高い左脳の影響も。

※言語の中枢が左脳にあったり、人類の多くが右利きであることが影響している様です。

 

そんな、そもそもの左右非対称性の中で暮らしている僕たちの体。

知れば知るほどに、『型に当てはめる』様な方法に疑問を持つ様になってきました。

 

もちろん、行きすぎた左右非対称性(歪み)はある方にとっては問題となることも。

でもある方にとっては全く問題とならないケースも多々あります。

 

体の状態は、その方の履歴書の様なもの。

と、ある先生がおっしゃっていました。

 

どんな経歴を経て今があるのか。

パーソナルトレーニングとは、時にクライアント様の人生の歴史と向き合う時間ともなります。

 

もちろんトレーナーとして踏み込める範囲でのことですが、そんなところにもっともっと興味を持って

クライアント様との関係を築いていきたいなと思う今日この頃です。

 

 

一見すると『歪み』とは悪しきものと捉えられがちですが、それは『個性』として受け入れることも、時として必要になるのだと思います。

 

もちろんトラブルとなっている箇所には、的確にアプローチしつつ。

 

パーソナルトレーナーとは?人に寄り添うとは?

気付きや学びをいっぱい頂いた勉強会となりました。

 

今日はこんな感じで、少々抽象的な感じで締めていきたいと思います。

とても良い週末でございました。