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【リーキーガットがなぜ悪なのか?】717

2022年8月15日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日も仕事から家の用事とバタバタした1日でしたので、過去の投稿から。

明日からまた新たな記事が書けそうなスケジュールです。

 

度々取り上げているリーキーガット症候群ですが、とても大切なので再シェアです。

謎の体調不良と多大な関係がありますので、頭の片隅に常に置いておきたい知識のひとつ。

ここから


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腸内環境の中でも、腸漏れ症候群ことリーキーガット症候群について深めてみましょう。

 

先日ご紹介しました記事にもある様に、リーキーガットとは腸内の表面にある細胞同士の結合が緩くなっている状態のことを指します。

腸は栄養素を体内に取り込む入り口でもあり、人体にとって有害な物質の侵入を防ぐという免疫の最前線でもあります。

 

僕たちに必要なものを選択的に吸収し、有害なものは侵入を妨げる。

そんなとても高度な役割を担っている腸の細胞ですが、細胞同士の結合がゆるゆるになることで有害物質の侵入を常に許した状況に。

 

ここで言う有害物質とは、

・細菌
・ウィルス
・本来は吸収されるべきでない食品由来の物質
・有害ミネラル

といった人体にとっては招かれざる客たち。

 

リーキーガットに陥った腸ではこれらが常に侵入しやすい状態となっているため、異物への抗体を常に産生することになります。

これは謂わば、体内で常にボヤが起こっている状態。

大火事ではないので大騒ぎにはなりませんが、小さな火種の火消しに翻弄され続けることになります。

 

体内で起こる、そんな静かな混乱を『慢性炎症』と呼んでいます。

 

この慢性炎症状態に陥ることでこんな状態に。

・鉄の吸収が阻害される
・自律神経のバランスが乱れる(交感神経優位)
・ホルモンバランスが乱れる(コルチゾール・エストロゲン過剰)
・血液脳関門が破壊される

※血液脳関門とは、脳細胞に有害物質が侵入することを防いでいる関所の様な機構です。破壊されることで、認知機能低下・慢性疲労・ブレインフォグなどを引き起こすと言われています。

 

あらゆる事を試しても改善しない体の不調の上流には、実はこんな慢性炎症が潜んでいるかも知れません。

これは一大事です。

 

またリーキーガットが起こる原因について取り上げてみようと思います。