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【腸内環境に水溶性食物繊維も】742
2022年9月9日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日は遅くなってしまいましたので、過去の埋もれ投稿をシェアです。
腸内の善玉菌を増やしたり働きを活発にする為には、水溶性食物繊維を摂ることがとても大切だと言われています。
ただ取り扱い注意なのは、食後にお腹の張りが強くなったり、お腹を下しがちな方。
この場合は本来であれば大半が大腸内に存在するはずの腸内細菌(特に善玉菌)が、小腸内に流れ込んで異常増殖していることがあります。
※SIBO(小腸内細菌異常増殖症)と呼ばれています
この場合は水溶性食物繊維の摂取が、お腹のコンディション改善にとって逆効果となる可能性大となりまして。。
また別の取り組みが必要です。
『腸内環境に良い』とされる食品も、個々の差によってはそうでないというケースも多々あります。
何かと厄介な腸のお話ですが、少しずつ理解を深めていきたいですね。
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いわゆる「栄養素」というカテゴリーではありませんが、食物繊維も忘れてはならない栄養と考えて然るべきだと思います。
なぜならば、食物繊維(特に水溶性食物繊維)は腸内の善玉菌のエネルギー源となるためです。
人間は繊維質を消化吸収してエネルギー化する仕組みを持ち合わせていませんが、腸内細菌の善玉菌にとってはご馳走です。
水溶性食物繊維を餌として仲間を増やし、そのエネルギーを使って”短鎖脂肪酸”という腸の細胞のエネルギー源を生成します。
これを僕たちの腸が利用することで、腸の上皮をターンオーバーさせることによって健全な腸を維持しているというわけです。
健康意識の高い方であれば、発酵食品を摂ることで善玉菌を摂取する習慣をお持ちの方も多いのでは。
それでも腸内環境が改善しないという場合には、菌たちが元気に活動するための食事も一緒に摂ってみましょう。
水溶性食物繊維を多く含む食品
・昆布、わかめなどの海藻類
・果物
・里いも、大麦、オーツ麦など
海藻類が比較的摂りやすいのでオススメであります。
食生活の中で選びにくかったり集中的に腸内環境を整えたいという場合には、『イヌリン』という水溶性食物繊維サプリメントも良い感じです。
(一度に多く摂ると浸透圧性の下痢を起こすことがあるので、少量から取り入れてみましょう)
我が家の戸棚にもイヌリンのボトルが。
味噌汁などのスープものによく溶けまして、ほのかな甘みがあります。
自分の腸内細菌、少しずつ理解が深まってくるとなんだか愛着が湧いてきます。。