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【減量は肝臓の糖がカギを握ります】790

2022年10月27日

静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は遅くなってしまいましたので、過去の投稿をシェアです。

 

さて、本日は昨日の流れでダイエットネタを。

世間的に糖質についての悪いイメージが広がりを見せて、もう長くなりますが。。

 

中長期的な糖質制限食による様々な害が明らかになってきておりますので、

医療としての介入が必要な場合を除き、個人的には糖のストイックな摂取制限には反対という立場でいます。

 

ダイエットとして取り組む際には、糖質(炭水化物)の種類と一食当たりの量に注目していきたいところ。

闇雲に食べる量を減らすのではなくて、少しずつ知識をアップデートしながら賢く食べていきましょう。

 

糖質のコントロールをしてもなかなか痩せない…という場合には、代謝の低下が顕著だと思われます。

その場合は減量を一旦中止しまして、代謝システムの再建に取り掛かりたいところ。

ここから

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今日はダイエットネタを少し。

毎年のことですが、気温の上昇とともにパーソナルトレーニングでも新規のお問合せが増えてきます。

 

薄着を意識することでボディラインが気になり始めたり、日照時間の延伸とともに人も行動的になるためだと個人的には思っています。。

 

ということで、ダイエットに超重要な肝臓に蓄積された糖『肝グリコーゲン』について。

 

僕たちが食物から摂った糖を蓄える貯蔵先として、

①血液
②肝臓
③筋肉
④体脂肪

と4つの仕組みを活用しています。

食事を消化吸収すると、まずは血液に乗って肝臓へ。

そして肝臓に蓄積されつつ全身をめぐる血液へと流れていきます。

その後筋肉へ、それでも溢れ出した分は憎き体脂肪としてどんどん蓄積されます。

 

それぞれがタンクのように働きまして、貯蔵量の上限があるものも。

 

グリコーゲン(糖)貯蔵量の上限

②肝臓 (80〜120g)
③筋肉 (約300g)
④体脂肪 (無限大)

 

日々の食事をコントロールする中で超重要なのは、②肝臓 (80〜120g) です。

肝臓に蓄えられる糖の限界を超えると、その分はどんどん体脂肪に。

逆に、タンクを糖で満たさなければ体脂肪がエネルギーとして消費されやすくなります。

 

各食事でこのタンクを溢れさせないこと。

そして1日を通して、このタンクの残量を30〜60%に維持すると体脂肪を消費しやすいと言われています。

 

肝臓のタンクの大きさは肝臓の大きさに依存しますが、女性の場合はだいたい80gと考えていただければ良いかと。

80gの60%は48gとなりますね。

 

ということで、各食事で摂取する糖質量を調節して、タンクの内容量をこのぐらいの水準でコントロールすることが大切。

毎食糖質を摂っても痩せますし、糖の摂取も怖くありません。

 

もちろんあなたの日々の活動量にもよりますが、

しっかりと絞る時には1食の糖質量を20〜30g(カロリーにして80〜120kcal)にすると肝臓のタンクを30〜60%に保ちやすいと言われています。

 

ご飯にして、お茶碗半分ぐらい。

お米好きには結構ハードかな。。(実際には調味料や野菜にも糖質が含まれますので、その辺りも考慮したいところ)

現実的にある程度の満足感を得るには、お茶碗軽く一杯ぐらいは食べておきたいですよね。

 

その為にはしっかりと運動もして、タンク内の燃料をなるべく溢れさせないことも大切ですね。

 

筋力トレーニングなどを併用することで、体が貯蔵する糖の必要量が増加します。

つまり、もう少ししっかりとご飯を食べても大丈夫ということです。

 

長期的な糖質制限を行った結果、消化機能が破綻していたり、慢性便秘に悩まされる様になったり、なかなか改善しない貧血症状に悩まれていたり。

そんな方と、これまでに沢山お会いしてきました。

ここからの回復は難儀しますので、なかなかの苦労を伴います。。