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【何をしても痩せない方へ~肥満は慢性炎症を招く~】789
2022年10月26日
静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させる一因子である『慢性炎症』。
そして慢性炎症を引き起こす代表的なものの1つである肥満。
肥満と炎症のメカニズムについてシェアしてみましょう。
体内に脂肪が蓄積される際に、体内では『脂肪細胞』と呼ばれる
”伸縮する袋”の様な細胞を膨らませながら、脂肪を溜め込んでいきます。
この脂肪細胞の肥大化こそが肥満の正体なのですが、ここで色々と不都合が。
肥大化した脂肪細胞に向けて、マクロファージと呼ばれる免疫細胞の一種が集まってきます。
※『はたらく細胞』読者の皆様にはお馴染みのマクロファージさんです
集まってきたマクロファージは、『炎症性サイトカイン』と呼ばれる
炎症反応を促進する働きを持つ物質を分泌。
肥満と呼べる状態であれば、この状態が日夜続くことになりますね。
この様にして、肥満が慢性炎症を引き起こすと言われています。
そして炎症性サイトカインの働きで、腸壁の透過性が上昇。
こちらはリーキーガット(腸漏れ)症状を促し、さらに炎症が慢性化することに。
そんな慢性炎症状態では、副腎からコルチゾールやアドレナリンといった
『糖の消費を促すホルモン』が過剰分泌した状態に。
すると血糖値が上がってきます。
体脂肪を燃焼させる為には、”適度に”血糖値が下がった状態を維持することが必要です。
こんな状態では体脂肪を消費しにくくなり、併せて筋肉をエネルギーとして消費しやすくなります。(糖新生と呼びます)
こんなコンディションに陥っていると、
・特に腹部への脂肪が蓄積しやすくなる(内臓脂肪量もUP)
・手足などの脂肪が比較的少ない部分では、筋肉をエネルギー化することで細くなっていく
こんな特徴を持った状態を『中心性肥満』と呼んだりします。
そして慢性炎症は甲状腺機能も低下させますので、代謝の低下も顕著に。
ここまでくると、低糖質ダイエットを行っても痩せることはありません。
『なにをしても痩せない』
という状況に陥っている方は、こんな負の連鎖の渦中に。。
ここから脱出する為には栄養療法総力戦で、包括的なアプローチが必要不可欠です。
まずは緩やかに減量を。
食事はコントロールしているのに、なにやら体重の推移がおかしい。。
そんな方のお役に立ちたいなと考え、活動しております。
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