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【そこそこ食べてるのに痩せちゃう問題】801
2022年11月7日
静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
太ってしまう・痩せない、というお悩みも深刻ですが
『そこそこ食べているのに太れない』
というお悩みで苦しんでおられる方も。
“痩せ”も虚弱となったり、ボディライン的なお悩みにも繋がっていきますので見逃せない問題のひとつですね。
では、
『明らかにしっかりと食べているのに太れない』
という問題はなぜ起こるのでしょうか?
まずは何らかの疾患に由来する問題である可能性もありますので、先に医療機関を受診されることをお勧めします。
(特に、短期間で急激に体重が減少してしまった際には要注意です)
それでも原因が特定できないもの。
医療的には問題なしと判断された場合は、体内で起こっている代謝について疑いの目を向けてみたいですね。
可能性のひとつは、『機能性低血糖』と呼ばれる状態が発生しやすいコンディションとなっているパターン。
機能性低血糖とは、いわゆる血糖値スパイクとも呼ばれる食後血糖値の乱高下。
精製糖を多く摂ってしまう食習慣や偏食、食事量が少ないなどといった生活習慣によって、
大切な栄養素を浪費したり欠乏状態に陥っていきます。
結果として血糖値を下げるホルモンのインスリンが分泌されにくくなりまして、食後血糖値が急上昇。
その後遅れてインスリンが効き始めて、今度は血糖値が急降下。
低血糖は生命にとって危機的状況なので、今度は血糖値を何とか上げようと
・コルチゾール
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
といったホルモンを過剰分泌します。
これが1日に何度も繰り返されますので、その度に体脂肪や筋肉がエネルギーとして消費されていきます。
また食後の高血糖時にも、体は糖を尿から排出させるように働きます。
ということで、
・蓄えたものが浪費されやすく
・摂ったものを体内に留めにくく
なるのが機能性低血糖に陥っている方の特徴でもあります。
そんな痩せ方のかたが持つ特徴としては、
・中性脂肪が低い
・悪玉(LDL)コレステロールが低い
・AST、ALTといった肝臓の数値が低い
・寝起きが活動的だったり、寝起きなのに血圧が高めだったり
こんな状況が推察されます。
全て当てはまったり、一部当てはまったり。
栄養療法的なアプローチとしては血糖を安定させる食事を摂っていただいたり、肝機能の回復や、ホルモン分泌に必要な栄養素の充足を食事やサプリメントで行います。
併せて消化機能の改善なども。。
『よく食べる』だけではなかなか改善しない痩せ問題。
丁寧に取り組んでいきたいですね。
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