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【腸内で起こる慢性炎症】1027
2023年6月21日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
食欲や糖欲求の亢進や糖代謝の低下などと強い関わりのある慢性炎症。
今日はその発生原因のひとつである、腸漏れ症候群ことリーキーガット症候群について深めてみましょう。
リーキーガットとは腸内の表面にある細胞同士の結合が緩くなっている状態のことを指します。
※小麦や乳の積極摂取や、ジャンクフードといった高脂肪食などが原因となります。リーキーガットの発生原因についてはまたの機会に深掘りしましょう。
腸は栄養素を体内に取り込む入り口でもあり、人体にとって有害な物質の侵入を防ぐという免疫の最前線でもあります。
僕たちに必要なものを選択的に吸収し、有害なものは侵入を妨げる。
そんなとても高度な役割を担っている腸の細胞ですが、細胞同士の結合がゆるゆるになることで有害物質の侵入を常に許した状況に。
ここで言う有害物質とは、
・細菌
・ウィルス
・本来は吸収されるべきでない食品由来の物質
・有害ミネラル
といった人体にとっては招かれざる客たち。
リーキーガットに陥った腸ではこれらが常に侵入しやすい状態となっているため、異物への抗体を常に産生することになります。
これは謂わば、体内で常にボヤが起こっている状態。
大火事ではないので大騒ぎにはなりませんが、小さな火種の火消しに翻弄され続けることになります。
体内で起こる、そんな静かな混乱を慢性炎症と呼んでいます。
この慢性炎症状態に陥ることでこんな状態に。
・鉄の吸収が阻害される
・自律神経のバランスが乱れる(交感神経優位)
・ホルモンバランスが乱れる(血糖維持能力の低下)
・血液脳関門が破壊される
※血液脳関門とは、脳細胞に有害物質が侵入することを防いでいる関所の様な機構です。破壊されることで、認知機能低下・慢性疲労・ブレインフォグなどを引き起こすと言われています。
あらゆる事を試しても改善しない体の不調の上流には、実はこんな慢性炎症が潜んでいるかも知れません。
続きます。