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【文明化が生み出す自然への渇望感】510

2022年1月19日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は先日雪が降った富士山の偵察に行ってきました。

※富士山と言っても標高1,800mほどの所までですので、登山というよりハイキングというニュアンスです。

 

 

この1〜2年ほどで急速にアウトドアがブームとなったり、都市部でランニング人口が増えたりと。

 

 

長い人類史の中で、豊かな自然環境から隔絶された生活をし始めたのはごく最近のこと。

 

僕たちの体はそんな生活にまだまだ適応できた訳ではなく、やはり自然環境の中で最適化された様々な仕組みを持っています。

 

 

光や空間、音声や傾き、大地の傾斜など。自然の中ではそんな『感覚刺激のシャワー』を浴びながら行動するわけです。

 

 

現代人の抱える慢性不調には、この『感覚不足』に起因したものが多く存在すると言われています。

“何となく調子が良くない”は、実のところ自然への渇望感なのかも知れません。

 

さて、今日は過去の記事からシェアです。

 

 

トレーナーとして”感覚”というテーマに問題意識を持って取り組んでいますが、それはアウトドアガイドとしても同様です。

 

楽しみながら体も心も整う。

そんな時間も、トレーナー業と併せて皆様にお届けしていきたいと思います。

 

ここから

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近頃はアウトドアーのツアーも休止中ですし天候(風)もイマイチなので、近頃は自然と触れ合う機会がやや減っていました。

 

 

そんな時は無性に海や山に出かけたくなりますし、何となく体のコンディションもいつもと比べてしっくりと来ません。

 

さて、そんな僕の感覚は”ヒトとしてごく自然な欲求”なのかも知れません。

 

 

自然界と隔絶された生活を営む様になったのは、長い人類史の中でもごく最近のこと。

 

その影響については、かなり真面目に研究・検討されています。

 

 

例えば、

・週1回30分ほど自然のなかにいると、自然との触れ合いがない人に比べてうつ病の発症リスクが37%低下

・高血圧の症状がある場合、週1回30分のラインを超えたあたりから症状が改善

 

 

人間は自然の中で畏敬の感情を体験した回数が多いものほど、心理的な不安や体内の炎症レベルが低くなるということが分かってきました。

 

自然・不自然・人工的

 

 

僕たちの社会生活において”人工物”から隔絶された生活なんて現実的ではありません。

 

それならば、自然豊かな公園をちょいと散歩したり。

バルコニーや庭で植物を育てたり。

 

難しければ、自然の美しい映像や写真なんかでもしっかりと効果が出る様です。

 

 

それで良いのかい!とツッコミを入れたくなりますが。。

 

僕としてはやっぱり直に風や土や香り、広大な空間を感じたいな。

 

 

なんとなく調子が悪い。

そんな時は、身近な自然を感じに外へ出るのも良いかも知れませんね。