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【輸入小麦と農薬】547

2022年2月26日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は小麦についてちょっとネガティブな投稿です。

食の安全に関する日本の取り組みって、世界と逆行していることが度々あります。

 

そんな取り組みの一つが、発がん性が指摘されている『グリホサート』という農薬に関する規制について。

世界中でその健康被害で数万件とも言われる訴訟が進行していまして、バイエル社(開発元のモンサント社を買収)は1兆円超の和解金でグリホサートの裁判の多くを解決すると発表しています。

 

そんなグリホサートを使用した作物ですが、世界では現在使用・輸入の禁止がトレンドとなりつつありまして。

ここ日本ではなんとその流れに逆行し、2017年の法改正で農作物中の残留基準を大幅に緩和されています。

※TPPの影響

 

小麦の残留基準は以前から6倍に引き上げられましたが、実際に流通している小麦製品にどのぐらいグリホサートが残留しているかを調査した結果というのも閲覧できます。

 

一般社団法人 農民連食品分析センター
小麦製品のグリホサート残留調査1st (2020年4月20日公開)

https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_flour_1st/index.html

 

国産小麦からは検出されませんでしたが、アメリカ産・カナダ産の輸入小麦からはやっぱり検出されています。

特徴的なのは、精製小麦ではなく”全粒粉”に多く残留しているということです。

農薬の多くは小麦の外皮『ふすま』の部分に付着していますので、やはりそういうことです。。

 

全粒粉は食物繊維や栄養価からは推奨されますが、実は農薬という観点から見てみるとちょっと難ありかも知れませんね。

 

ちょっと気になるという方は、国産のものをチョイスした方が良いかも。

加工食品に含まれる場合はコントロールが難しいかも知れませんので、一方で神経質になり過ぎないことも必要なのかも。

 

『直ちに害は無いけれど、確かに害はあるもの』

そんなものっていっぱいありますね。

 

選ばされるよりも、選ぶ立場でいたいなあと思います。

 

 

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