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【膝の為に”前ももを鍛える”じゃNGかも】594

2022年4月14日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

消化液のお話が続いている最中ですが、今日は運動指導者らしく体の使い方や筋肉のお話をシェアしてみましょう。

普段行っているパーソナルトレーニングのセッションでは、筋力トレーニングをはじめとする運動を皆様に頑張っていただいております。

 

よく見聞きすることだとは思います、ボディラインや健康維持のために『脚』の運動は極めて大切。

立ったり歩いたりするだけでなく、脚の筋肉は『第二の心臓』とも呼ばれる様に、循環器としての一面も持ち合わせています。

 

そんな脚を鍛えるトレーニングでは、膝の関節がほぼ確実に関わってきます。

 

“スクワット”や”ランジ”と呼ばれる『しゃがみ込み&立ち上がり』を繰り返す運動たち。

こういった運動で前ももが必要以上に逞しく発達してしまったり、膝関節を痛めてしまう方って少なくありません。

そんな方には運動中の膝の動きに、ある特徴的な傾向が見られます。

股関節や足首の関節が必要十分にはたらかず、膝がグラグラと暴れたり必要以上に曲げ伸ばしする癖があったりと。。

 

添付の動画は、脚に関わる関節がとても上手にはたらいているクライアント様の動きです。

(撮影・動画使用のご協力ありがとうございました!)

 

 

https://youtube.com/shorts/SWaAovY9IwI?feature=share

 

前のめりの姿勢を取るときに、膝の位置が空間的にピタッと固定されていますよね。

このポジションが自然ととれていれば、比較的安全で効果的な”脚トレ”が可能なコンディションかと僕は考えています。

 

逆に膝暴れがちな方は、やがて膝関節のコンディションを悪化させるリスクを孕んでいると考えられます。

『大腿直筋』という前ももの筋肉が必要以上に働きやすく、運動すると前ももが張りやすい。

この筋肉の過剰使用は、膝のお皿(膝蓋骨)の動きをとても悪くする原因となりまして。。

 

お皿の動きが悪い膝は、今後のことを考えるとちょいと危険かも知れません。

膝痛の原因の一つとなります。

 

前ももの筋肉は『鍛える』のではなく、『適切にはたらかせる』様な運動学習が必要ですね。

動きの改善には色々な要素があるので、万人に共通する改善方法をご紹介するのは難しいですが、また何か膝の話題も取り上げてみましょう。

 

膝関節は消耗品。

大切にしてあげたいですね。