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【“感覚”も栄養なのです】684

2022年7月13日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日は水辺のツアーで外仕事でしたので、またしても過去の埋もれ投稿から。

 

 

明日はいつものルーティーンに戻れそうなスケジュールです。

長い人類史におきまして、人工物に囲まれた現代のライフスタイルを送る様になったのは極々最近のこと。

ということで、僕たちの体や脳はこの生活環境へ十分に適応できていません。

 

偏った感覚の刺激は、脳機能の低下をもたらします。

今はもちろん、もう少し先のご自身の為にも。

自然環境から得られる『感覚栄養』は、可能な限り意識して取り入れていきたいところ。

ここから

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さて、今日はそんな自然環境の中で時を過ごすことで得られる、”感覚栄養”という概念について。

 

僕たちは全身に分布する様々な『感覚機能』を駆使することで、日々を滞りなく過ごすことができています。

その中でも運動時に特に重要なのが、

・視覚
・前庭覚(三半規管など)
・体性感覚(圧力や筋肉の張力、関節の角度などを感知)

といった三つの感覚。

 

これらから得られる情報を脳内でリアルタイムで交通整理を行い(専門的には統合と言います)、スムーズな身体活動を実現することができます。

 

そしてこれらの感覚機能は筋肉と同じく、『使わないと機能低下する』という性質を持っています。

 

遠近感や空間を認知したり、視野の中心以外にも広範囲から情報をピックアップする能力を有する視覚。

我々人類は視覚にとても依存した生物ですので、視覚機能の低下は平衡感覚のトラブルや運動時のぎこちなさを生み出します。

 

三半規管をはじめとする前庭機能が低下すれば、それは即ち『重力の方向』を知覚する手立てを失うことに。

ちょいと解説が難しい体性感覚は、『今体がどんな形をしているか、何をしようとしているか』という体の地図を失うことになります。

 

こういった感覚機能の低下って、日頃の暮らしの中ではあまり実感することが難しいものです。
(それでも一旦滞りなく暮らしていけているわけで。。)

 

体を動かすということがアウトプットであり、そのための司令を脳が行い、司令を出す為の手掛かりであるインプットをこれら感覚器が担っています。

 

今はもちろん、生涯にわたって『自分の足で歩く』為には必要不可欠な要素なのですが、解説がとても難解で。。

長くなってきたので、明日またチャレンジしてみようと思います。

あなたは片脚立ちで滞りなく、靴下を履いたり脱いだりできますか?