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【運動神経の良さ悪さ】689

2022年7月18日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

今日もうっかり遅くなっちゃいましたので、過去の埋もれ投稿から。

今週は予定がかなり詰まっておりまして、暫くの間過去の投稿からのシェアとなるかも。

 

こちらのオープンチャットを始めて、気がつけばもう少しで700日。

こんな風に時に手を休めつつ、のんびりと続けていこうと思います。

何卒、引き続きお付き合いください。

ここから


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昨日は乗り物酔いということで『前庭機能』について少し触れてみましたので、今日は鍛え方のヒントをシェアしてみましょう。

その前に少し前置きを。。(いつも前置きが長い)

 

ここまでに何度も取り上げてきた『前庭』ですが、あらためておさらいです。

前庭は耳の奥の方に存在する、”平衡感覚”を司る器官です。

直進運動、回転運動、運動の速度などを感知している、超精密センサーと言えます。

 

僕がこんなにも前庭前庭と言うのには理由がありまして。

 

トレーナーの主な役割って”運動指導”なのですが、パーソナルトレーニングではそれが難しい場面に遭遇することが結構あります。

トレーニングのフォームをお伝えしてもその通りに行うことがとても困難な方って、実はとても多くいらっしゃる印象です。

 

※運動神経が悪くって、昔から運動がとても苦手で…という方は特に問題を抱えていらっしゃるケースが多いですね。

 

そんな方々の運動中の感覚を言語化すると…

・どうやって体を動かせば良いか想像できない
・自分がどうやって動いているのか理解できない
・動いているうちに頭が混乱してくる
・混乱の後、動くのを諦めたくなる
・体に力が入りにくい
・体が重く感じる
・ふわふわと浮遊感を感じる
・少し恐怖心も感じる
・全身が力んでいて疲弊してしまう
・運動中息が止まって息苦しい
・酔って気持ち悪くなってくる

などなど

 

これらは僕が実際にクライアント様方から聞いてきたコメントたちですが、運動に全く問題が無い方にとっては信じられない様なコメントかと思います。

 

運動とは『脳からのアウトプット』ですが、こういった問題は『脳へのインプット』が適切に行われていないことも大きな原因の一つと言われています。

 

そんなインプットの大切な要素のひとつが、毎度おなじみ『前庭機能』なのです。

 

脳は「車外からの情報を著しく制限された中で運転している運転手さん」の様ですので、ハンドルを切ったりアクセルやブレーキの踏み具合も調整が困難になるというわけです。

 

というわけで、ちょっと運動怪しげな方は筋トレと併せてセンサーの機能も改善しなければ。

そんな場面によく遭遇します。


やっぱり前置きが長くなりましたが、動画の様な簡単な運動もぜひ試してみてください。

割と問題がない方は平然とできると思いますが、前庭機能の一部が低下していると結構酔って気持ち悪くなったり、目が回ったりします。

 

やってみたら”ちょっと怪しいぞ…”という方は、ぜひ継続的なトレーニングとして取り入れてみてください。

 

あなたの将来を、きっと助けてくれるはずですよ。

※前庭機能の低下は、将来的な転倒→骨折→寝たきりのリスクを著しく高めます。