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【大人を苦しめる原始反射〜実践編〜】723
2022年8月21日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
昨日は『感覚』についての投稿を再シェアしましたので、今日も感覚〜脳機能のお話。
以前から何度か原始反射について触れてきましたが、ちょいとおさらいを。
僕もまだまだ勉強中の領域ですが、拙い言葉と知識で解説すると。。
胎児〜乳幼児が生き残る為に、そして成長するために母親の子宮内にいる頃から現れる『自動的な動き』です。
こちらは意思と無関係に、反射的な動きとして観察されます。
脳の中でも『脳幹』と呼ばれる原始的な脳のエリアでコントロールされていまして、
成長とともにやがて『大脳』の働きによって反射が出ない様に”抑制”されていきます。
ある程度成長して知性を獲得すると、意思とは無関係の動きが日常の中で頻発したらとても厄介ですからね。。
もちろんバランスをとったり体を守ったりといった反射は、抑制されることなく生涯継続するものもあります。
そんな原始反射の残存が、何らかの原因で大人になっても起こっているケース。
セッション中の動画にご協力いただいたクライアント様は、モロ反射(またはモロー反射)という原始反射が僅かに残存していました。
※もっと激しく出る方は、ビクッとした後に後方へ倒れてしまいます。
モロ反射の残存には、音や光といった刺激に対して過敏に反応しやすい傾向があります。
暮らしの中で出くわす大きな音や、突然の刺激など。
意識にのぼるレベルでも不快に感じるほどですので、それはもう必要以上に日常がストレスフルになってしまいます。
慢性疲労を感じていらっしゃる方。
集中力が続かなかったり、不安感を感じやすかったり。
もちろん感覚の過敏で悩むことも。
そしてさらに問題なのは、以前から触れてきました『副腎疲労』と密接に関係しています。
モロ反射によるストレス対抗反応は、副腎の働きを過活動に。
結果として副腎疲労へと邁進していきます。。
そんな原始反射を適切に抑えられる様にするには、栄養的な問題解決はもちろん、呼吸や運動といった取り組みも必要不可欠。
慢性疲労系の症状ととても関係深い原始反射問題。
こちらが原因で悩んでいる方の全人口における割合ってさほど多くはないと思いますが、
お困りの方がいらっしゃるかぎり引き続き学び深めていこうと思います。
病気以上、健康未満。
そんな狭間でお悩みの方が、1人でも減っていくといいな。
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