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【低体温と甲状腺機能低下】729

2022年8月27日

静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

本日は、パーソナルトレーニングでも割と担当する機会が多い

『甲状腺機能の低下』

が起こっているのではと推察される状態についてシェアしてみましょう。

 

甲状腺機能低下症の典型といえば橋本病ですが、そんな病的ではないレベルでの『隠れ甲状腺機能低下症』ともいえる不調についてです。

 

甲状腺機能が低下すると

・代謝、熱産生の低下(太りやすく・痩せにくい)

・肝臓LDL受容体が減少(LDLコレステロール値が上がる)

・成長促進作用の低下(肌のカサつき・脱毛など)

・カテコールアミンの作用低下(脂肪分解作用の低下で痩せにくい)

などといった弊害が現れてきます。。

 

 

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが持つ役割のひとつとして、『体温調節』があります。

 

あなたは、ご自身の平熱をご存知でしょうか?

甲状腺のはたらきが過活動になると体温が上昇し、逆に甲状腺のはたらきが弱く甲状腺ホルモンの量が少なすぎると、熱が産生されず体温が低下します。

 

というわけであくまでも一つの目安ですが、体温を計測することで甲状腺機能を推察することができますね。

 

できれば基礎体温計を用いた計測した基礎体温の方が信憑性が高いのですが、

・36.5℃未満→甲状腺機能の低下を疑う

・36.0℃未満→甲状腺機能の低下が濃厚

こんなところを目安にしています。

 

月経のある女性の場合は基礎体温で計測する場合、低温期と高温期で体温が1℃程度変化します。

この場合、月経終了後2日目に計測するのが望ましいとされています。

 

 

あなたの体温はいかがでしょうか?

 

明日以降は、甲状腺機能が低下する理由と機能の回復方法について触れていきましょう。

続きます。。