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【なぜ貧血は起こるのか?】772
2022年10月9日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日は、なぜか起こりがちな貧血や鉄欠乏の発生原因について深掘りしてみましょう。
鉄が含まれる食品の摂取量が少ないということも、もちろん理由のひとつ。
でも、そんな食材を食べていても貧血に陥ったり、貧血が改善しないのはなぜでしょうか?
そんな時、まず疑っておきたいのは『慢性炎症』の存在です。
代表的な発生源は腸(リーキーガット症候群)や肝臓(脂肪肝)。
※慢性炎症については何度も取り上げてきましたので、ここでは詳細割愛
慢性炎症が起こっていると、炎症性サイトカインと呼ばれる物質が体内で増加。
これがキッカケとなり、肝臓でヘプシジンというタンパク質が生成されます。
ヘプシジンは腸での鉄とタンパク質の吸収を阻害しますので、食べても食べても十分に吸収されず。。
さらに女性の場合は抗炎症作用も持つエストロゲンの分泌量が増えていきますので、エストロゲンの作用で子宮内膜も肥厚することに。
これが月経時の出血量を増加させます。(入ってくる鉄の量は少なく、出る量は多くなる)
タンパク質と鉄は赤血球の主要な材料となりますので、赤血球の生成もうまくできなくなる。
結果として赤血球の細胞膜が脆くなることで、溶血性貧血にもつながっていきます。
そんな連鎖が次々と起こりまして、貧血や鉄欠乏から抜けられない負のスパイラルへと突入していくのですね。。
貧血に限らず、まずは炎症の収束が極めて重要です。
(太りやすさ・痩せにくさなんかとも深く関わっています)
やっぱり大切腸内環境。
つづきます。
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