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【その辛さは溶血性貧血かも】773
2022年10月10日
静岡市葵区・駿河区・清水区のパーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
今日はオフにつき、貧血・鉄欠乏に関する過去の投稿をシェアです。
栄養療法を学ぶまで、貧血にも様々な種類があるなんてことは知る機会もなく。。
健康診断の『ヘモグロビン』だけでは分かり得ないあれこれです。
そして、ジリジリと生涯にわたってQOLを低下させる一因ともなり得ますね。
本日は溶血性貧血編。
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今日は、栄養面でのサポートをしているクライアント様にも多い『貧血』由来の症状とその原因について。
貧血にも色々と種類がありますが、恐らくみなさんも聞いたことのある『ヘモグロビン』の値が低くなくても貧血症状に見舞われることがあります。
(数値として顕著に現れにくいので、貧血と診断されぬままに不調が続き、首を傾げることになりがち。)
そんな貧血症状の原因の一つが、『溶血性貧血』と呼ばれる”赤血球の脆さ”に由来するものです。
<溶血性貧血とは?>
“全身に酸素を運ぶ役割を持つ赤血球が、体の中で少なくなることを貧血と呼びます。体の中に十分な量の赤血球が無い場合、体の組織に酸素が十分行き渡らないため、息切れやふらつきなどの症状が出現します。 溶血性貧血は貧血の一種で、血管の中を流れる赤血球が破壊される(溶血)ことにより起こります。”
出典:慶應義塾大学医学部血液内科HPより
赤血球にも他の細胞と違わず『細胞膜』が存在しますが、赤血球が作られる際にこちらが上手く成熟できていないことが原因と言われています。
(自己免疫性のものなど疾患由来の溶血もある様ですので、ご不安であれば血液内科への受診も検討されると良いかも。)
お医者さんによって医学的な治療の対象でないということであれば、こちらは栄養療法も有効な手段のひとつ。
赤血球の成熟には
・タンパク質
・鉄
・ビタミンA
・亜鉛
・ビタミンB6
といった栄養素が必要とされます。
何らかの理由でこれらが充足していない状態が続くと、日々作られている赤血球の細胞膜が弱くなりまして、赤血球が血管内で壊れ続けると。。
結果として十分な酸素を細胞まで運ぶことが難しくなりまして、様々な慢性不調を引き起こす大きな一因となっています。
(脳・内臓・筋肉など全身の細胞に影響しますので、あまり放置したくない状況であります。)
鉄剤を摂っても症状が改善されない。
そんな貧血症状の改善にはちょいと違う切り口からの取り組みが必要かも。
『運動するととても疲れやすい』
なんなら立っているのも辛い。
立場柄そんなご相談もよく頂きますが、一つずつステップを踏んで、運動に耐え得るお体にコンディションを整えることがとても大切です。
物事には順番がある。
助走無くして飛躍なし。
そんな原理原則と向き合う日々です。
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