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【腸内環境には水溶性食物繊維を】812

2022年11月18日

静岡市葵区・駿河区・清水区 大人女性のパーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

昨日は善玉菌のお話をシェアしましたので、今日は善玉菌のエネルギー源となる水溶性食物繊維について。

 

整腸剤や発酵食品など、プロバイオティクスを意識的に摂っている方はそれなりに多い印象があります。

1〜2ヶ月継続的に摂ってもイマイチという場合には、水溶性食物繊維の不足を疑ってみると良いかも知れません。

(むしろ必須です)

 

昨日も触れてみた酪酸を産生させる為にも超重要。

手軽に取り入れられる食品は海藻類なので、僕もなるべく切らさない様にしています。

あとは大麦・オートミール・納豆なんかにも豊富。

 

サプリメントのパウダーも適宜活用しつつ、日々のメンテナンスも抜かりなくいきたいところです。

 

以前の埋もれ投稿を再シェアです。

ここから

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食物繊維のお話を。

これまでお伝えしてきた通り、栄養療法的な水溶性食物繊維の存在意義として

①善玉菌の餌となって増殖を助ける

②餌として活用することで短鎖脂肪酸とビタミンB群を産生する

③短鎖脂肪酸が腸の内壁のターンオーバーを促す

 

こんなメリットがあります。むしろ腸内環境の正常化には必須の食物です。

これ以外にも大切な役割が色々と。

 

④短鎖脂肪酸とビタミンB群の産生により、腸内環境が弱酸性に保たれる
※腸内環境は弱酸性を示すのが適正ですが、アルカリ性に傾くと便の色が黒っぽく変色していきます。(黄土色が便の正常な色です。)

⑤弱酸性化により、ミネラルの吸収率が上がる(ミネラルは吸収がとっても難しい栄養素)

⑥腸の細胞正常化により、セロトニンの分泌が活発化

⑦セロトニンの働きにより腸の動きが活発化→便通改善

⑧脳内セロトニン量が増加することで、精神活動安定の一助に

⑨水溶性食物繊維が胆汁酸の排泄を促し、コレステロール値の低減効果
→消化液である胆汁酸にはコレステロールを多く含みまして、通常は腸内で再吸収されます。水溶性食物繊維はそんな胆汁酸を吸着排出し、結果としてコレステロール値が低下する効果も。

 

などなど、、

という感じで僕たちにとってかなり重要な存在であります。

ということで、不足するとこれらの効果が低くなったり消失したりと大問題なのです。

 

現代日本人の食習慣ではそんな水溶性食物繊維が慢性的に不足していると言われていますが、数々の生活習慣病とも関わり深いのですよね。

病気じゃなくても、『何となく体調が優れない』の一因となっているかも。

 

結構専門用語を使っちゃいましたので分かりにくかったかも知れませんが、またの機会にそれぞれピックアップしてみましょう。

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