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【“むくみ”やすさも腸内環境の改善を】826
2022年12月2日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『美脚・美尻・お腹痩 専門』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
腸内で起こるリーキーガット症候群や、腸内細菌叢バランスの破綻。
ここから波及する影響って語り尽くすことが難しいくらいに、多岐にわたります。
昨日は慢性炎症と肥満について。
今日は慢性炎症と体のむくみについてのお話です。
『むくみ』とは血管内に水分を留めておく力が低下し、細胞に水分を多く含んでしまった状態。
または血管内や細胞内の水分量が全体的に増えてしまった状態。
後者は塩分(ナトリウム)の摂り過ぎや、ナトリウムの体外への排出を促すマグネシウム・カリウムといったミネラルの欠乏によって発生します。
※血管内の水分量が増えますので、このとき血圧の上昇も併せて起こりますね
そんなに味の濃いものを食べているわけでもないし食事の偏りも無いのに、なぜか浮腫んでしまう。
そんなパターンでは前者の状態が推測できます。
血液の中へ水分をとどめておく為には、血液中に存在する『アルブミン』というタンパク質が十分量存在することが大切。
アルブミンによって”膠質浸透圧(こうしつせいしんとうあつ)”という力が働きまして、血液に適切な水分量を維持することができます。
そんなアルブミンの量が低下することによって、血管内の水分が細胞へと移行しやすくなる。
そんな状態に陥ることで、むくみを生じているケースも。
アルブミンはタンパク質なので、タンパク質の摂取量が少なかったり消化吸収に難があると値が下がってきます。
それだけでなく、腸内をはじめとした慢性炎症が発生してもアルブミン量は低下することに。
慢性炎症が発生していると、炎症を収束させようとして作られるタンパク質が肝臓で合成されます。
(お医者さんで血液検査を受けると測ってくれることがある、CRPといった値が代表的)
同じくアルブミンも肝臓で合成されますので、炎症収束の方でタンパク質が浪費されているとアルブミンの合成量が低下。
結果として血液中のアルブミン低下とむくみが発生しやすくなると考えられるわけです。
というわけで腸内環境の正常化・リーキーガットと慢性炎症の収束が、むくみの改善にも大切かもというお話でした。
指導の現場で見られる傾向としては、タンパク質不足と消化吸収能力の低下・腸内環境の悪化が同時に起こっているケースが殆どです。
(これらが改善してくると、やはりむくみも併せて改善してきますね)
そして腸内環境の改善には食物の消化機能改善が必要不可欠ですし、その為にはタンパク質の充足も超重要。
『これだけやればOK』
というのが存在しないのが人体の難しいところでありますが。。
引き続き学びつつ・クライアント様と成功体験を重ねつつ、より確かな方法論を確立していきたいと思います。
頑張ろう
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