Blog
ブログ

【腸内環境には空腹も大切です】880

2023年1月25日

静岡市葵区・駿河区・清水区

『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの堀航大です。

 

 

近頃サポートを開始しましたクライアント様に、小腸内細菌増殖症(SIBO)の疑いがある方が多数。

小腸内細菌異常増殖症SIBOとは(ルークス芦屋クリニックHPより)
https://www.lukesashiya.com/treatment/sibo/

 

SIBOがあると腸内環境の改善がうまいこといかないので、段階的に改善のプロセスを踏むことになります。

多くの場合食後にお腹の張りが出たり、腸に良いとされる食品群を食べるとお腹を下してしまう様な症状が。

そして便秘と下痢を繰り返す複合パターンもありまして、こちらはより複雑なプロセスを辿ります。

 

そんな小腸内細菌増殖症(SIBO)に陥っていく原因の一つとして、『間食の習慣化』が挙げられます。

 

小腸では空腹時、約90分間隔で

MMC:migrating motor complex(伝播性消化管収縮運動)

と呼ばれる腸の運動が起こります。

 

※お腹が空いた時に起こる”ギュルルルル”というお腹の鳴りがそうですね。

 

少し恥ずかしくお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、これはこれでとっても大切な生理現象です。

小腸内に残存している食べ物を、より下部の消化管へと送り出すはたらきがあります。

 

謂わば、小腸内のお掃除タイム。

腸内の健全化には必要不可欠な時間なのです。

 

間食の機会が増えれば増えるほどに、このMMCが起こりにくくなります。

結果として、小腸内で腸内細菌が異常増殖する原因となる『腸内細菌の餌』が悪い意味で常駐することに。

 

というわけで、適度に空腹な時間を作ることはとても大切だというわけです。

 

間食を習慣的に摂りすぎないことは大切ですが、ここで気をつけなければならない事がひとつ。

副腎の機能が低下していて血糖値を維持する能力が低下している方は、適度に間食を活用しつつ血糖維持の補助を行う必要があります。

 

※低血糖では、消化管のはたらきも十分に機能しにくくなります。

 

体は複雑なシステムの複合体。

どこか一部分だけを切り取って改善に取り組んでも上手くいかない事が多く、全体を把握しながら複合的なアプローチを行う必要がありますね。

 

なかなか厄介ですが、諦めずに健康体へのステップを登っていきたいものです。

 

—————
【Online栄養カウンセリング】
承っております。

詳細はこちらから

https://hori-kodai.jp/online-counseling/