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【大人を苦しめる原始反射】882
2023年1月27日
静岡市葵区・駿河区・清水区
『大人女性の体質改善』パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーの堀航大です。
昨日に続きまして、本日も脳機能についての知をシェアです。
※動画は以前クライアント様に撮影させて頂いたもの。ご協力ありがとうございます。
今日は、普段あまり聞き慣れない『原始反射』について深めてみましょう。
(近頃連続で原始反射が残存している方を拝見したので。人知れず苦しんでいる方は意外に多い印象です。)
原始反射とは、新生児が生まれながらにして持っている反射のことを指します。
新生児が発育・発達したり、身を守るためにとても大切な反射です。
この反射には多くの種類がありますが、代表的なもののひとつが
『モロ反射』と呼ばれる反射です。
”大きな音を立てた際に乳児が両手を広げて抱きつくような反射動作を指し、出生直後より出現し、通常は生後4ヶ月頃には消失する。モロ反射の消失によって、定頸(首が据わること)や首の運動が可能となるとされる。”
出典:wikipedia
そんなモロ反射も通常は4〜6ヶ月頃に消失するとされていますが、正確には消失するものではなく『大脳皮質によって、反射が起こるのを抑え込んでいる』状態です。
そんな原始反射って、実は大人になっても残ってしまっている方も。
例えば不意の大きな音に対して頻繁に体が”ビクッ”っとなる様な方なんかは、モロ反射の残存が疑われます。
大脳皮質の発達の過程で、反射がうまいこと抑制されないまま成長していたり。
また、頭部への外傷・心的外傷・認知症などによって再び発現することもあると言われています。
(知人は交通事故後に、顕著なモロ反射が起こる様になりました)
または、栄養・睡眠・アルコール・過度なストレス・運動不足による脳の不活性などによっても、脳機能の低下による反射の抑制が起こりにくくなる可能性も指摘されています。
そんな大人の原始反射ですが、残存していることで
・音、光、刺激に対する感覚過敏
・副腎疲労症候群
・集中力の欠如
・感情の不安定性
・社会性の未熟さ
・ADHD
といった兆候が見られることが。
日常に溢れる様々な刺激に対して過敏になりすぎて、安全なことと危険であることの判別が難しくなります。
結果として常に過度な緊張状態に陥りまして、
・消化吸収能力の低下
・血糖調整能力の低下
・慢性的な疲労感
といった慢性不調に繋がり、知らず知らずのうちに苦しんでいることも。
そんなパターンに陥ってしまった場合は、運動や栄養の取り組みによって、低下してしまった脳機能を取り戻す必要が。
長くなってきましたので、またの機会に続きます。
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【堀のパーソナルトレーニング】
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https://hori-kodai.jp/beginner/
体を変える方法は、筋肉を鍛えることだけじゃない。
あなたに最適なアプローチ方法に取り組んでみましょう。